妊娠中は、ホルモンバランスの関係で、情緒が不安定になりがちですよね。さらに、臨月になってくると、出産に対する期待と不安でいっぱいになり、より気持ちが不安定になります。そんなとき、私がよくストレスを感じた言葉について、お伝えしたいと思います。
「男の子?それとも女の子?」
見た目で私の妊娠がわかるようになると「おめでとう!」といわれると同時によく聞かれたのが、おなかの中の赤ちゃんの性別でした。1人につき一度だけだとしても、大勢の人に言われるとかなりの回数になり、ストレスに感じました。
また、まだ赤ちゃんの性別がわかっていないときに、「きっと男の子だね!」と言われることもストレス……。そこで私は、「生まれてからのお楽しみなんです」と答えることにしました。そう伝えると、相手もそれ以上聞いてこないので、気持ちが楽になりましたよ。
「まだ生まれないの?」
出産予定日が近付いてくると、まわりの人から言われたのが「今日生まれるかな?」「まだ、生まれそうにない?」という言葉。
これは、妊婦である私もわからないうえに、いつ生まれるのか私自身もドキドキして待っていたので、本当にストレスでした。2回の出産を経験しましたが、どちらも予定日を過ぎていたので、より不安感が強かったように思います。自分でもあまり気にしすぎないように心がけ、聞いてくる相手には「まだみたいですね」と答えるようにしていました。
他人には意外と聞いてしまうこと
よく考えてみると、自分が妊娠するまでは、ほかの妊婦さんにそういったことを言ってしまっていた記憶もありました。言う側としては、あまり深く考えず、赤ちゃんの出産を楽しみにしているということなんですよね。
けれども、妊娠中は情緒不安定になるうえに、本人も直前まで出産がいつになるかわかりません。そのため、ちょっとした言葉がストレスになったりもします。そんなときは、うまく話をすり替えるか、あまり気にしないようにしたいですね。
2人目の妊娠中は、まわりの反応もだいたい予想がついたので、あらかじめどう答えるかを考えておきました。人によって感じ方は異なるかと思いますが、私自身も妊婦さんにかける言葉に気を付けたいと思っています。
著者:石原みどり
知的障害を持つ子どもと口唇口蓋裂を持つ子どもの母。波乱万丈で大変なこともあるが、子どもたちと幸せいっぱいに生活している。経験を踏まえ、子育てに関する情報を発信中。