赤ちゃんが生まれると、親戚や友人からお祝いを頂くことも多いですよね。今回は、出産祝いのお返し「内祝い」のマナーについて紹介します。
マナー1:内祝いを贈る時期
内祝いは赤ちゃんが生後1~2カ月くらい、お宮参りの時期に贈るのが一般的です。でも、そのころは赤ちゃんのお世話で一番大変な時期。内祝いの準備まで手が回らないこともあります。
できれば妊娠中に何を贈るかおおまかに決めておき、親しく付き合っている人の連絡先を整理しておきましょう。
マナー2:内祝いの前にお礼を
お祝いが届いたら、内祝いを贈る前にお礼を伝えるのがマナーです。親しい間柄なら電話やメールでもいいですし、職場の上司などの目上の方ならお礼状でもいいでしょう。頂いてから3日以内には済ませたいですね。
マナー3:内祝いの金額設定
内祝いの金額は、一般的に頂いたお祝いの半額〜三分の一程度といわれています。つまり5,000円相当の場合は2,000〜2,500円程度、1万円相当の場合は3,000〜5,000円程度ということ。ただ、これはあくまでも相場です。
目上の方から高額な金品を頂いたときは、半額〜三分の一程度ということにこだわらず自分が出せる範囲でかまいません。また、頂いた品物の正確な金額がわからないときは、1,000〜3,000円くらいの品物を選ぶのが無難です。あまり高価なお返しをすると相手が恐縮してしまいます。
マナー4:相手が困るものを贈らない
内祝いの品は、相手の家族構成やライフスタイルを思い浮かべながら選びましょう。お菓子の詰め合わせ、コーヒーや紅茶のセット、タオルや洗剤などの実用品がスタンダード。お酒好きの人にはワインを贈っても喜ばれますし、たくさんのアイテムから自由に選べるカタログギフトも人気です。
逆に、困ってしまうのは赤ちゃんの名前や写真入りのアイテム。赤ちゃんが生まれてうれしいのはわかりますが、頂いた方は捨てるに捨てられず扱いに困ってしまいます。どうしても名前入りのものを贈りたいときは、バームクーヘンやカステラなどのお菓子にしましょう。消耗品であれば相手の負担にもならないはずです。
内祝いで大切なのは、金額や品物そのものよりも、赤ちゃんの誕生を祝ってくれることへの「感謝の気持ち」を伝えること。新しい家族とともに末永くお付き合いをしていくための一歩として、心のこもった内祝いを贈りたいですね。