人生初の分娩台。うまくいきめるか、赤ちゃんは無事に生まれてくれるか心配になりますよね。私も初めてのお産のとき、いざ分娩台に上がり、どうやっていきんだらいいのかわかりませんでした。助産師さんから「あごを引いて!」など、指示を受けながらお産に臨んだものです。さまざまな分娩スタイルがありますが、今回は私が実践した分娩ポーズといきみ方を紹介します。
分娩ポーズでアドバイスされたこと
これから出産という方は、不安と期待でいっぱいかと思います。特に初めての出産ではわからないことだらけですよね。初めての出産では、私も医師や助産師さんに言われるがままお産に臨みました。その際、分娩ポーズに関しては、以下の点を助産師さんにアドバイスしてもらいました。
・あごを引く
・おしりを浮かせない
・かかとで踏ん張る
・背中をつけ、おへそを見るようにいきむ
・グリップを手前に引くよういきむ
深く息を吐くことを意識した!
私は子宮口が全開大になると、冷静さを失ってしまいました。なるべく落ち着いてリラックス、なんて無理!!
呼吸が荒くなった私を見て、助産師さんは「痛みがおさまっている間、深く深呼吸をして」と声をかけてくれました。呼吸を整えないと、ママも赤ちゃんも苦しくなってしまいます。助産師さんのリードに合わせて深呼吸してリラックス。深く息を吐くことを意識すると呼吸が整いやすいと感じました。
かたいうんちを出すような気持ちで
最初はうまくいきめませんでしたが、私も何度がやっていくうちにコツをつかんでいきました。いきむ前に大きく息を吸い、かたいうんちを出すような気持ちでいきみました。いきむ際は口を閉じ、長くいきむよう心がけ、いきみ終わったら長く息を吐きます。
私の場合、いきみ声は我慢せずに出しました。声を出すと力が逃げてしまうとも聞きますが、個人的には「ん~」と取り乱さない程度に声を出すほうがラクだったと感じています。
お産のイメトレをしておくと、きっと本番で役立ちます。実際に力を入れることはできませんが、トイレに座ったときなどにイメージしてみてもいいかもしれません。なんとなく感覚を体で覚えておくと、お産に対する心構えもきっと変わってくると思います!
著者:田中由惟
一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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