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離乳食のプロがアドバイス!2~3カ月経っても食べる量が増えないとき

この記事では、離乳食インストラクターであり保育士の中田馨さんが、離乳食が始まって2~3カ月が経ってもなかなか食べる量が多くならない、そんなときはどうすればいいかお話ししています。

離乳食を食べる赤ちゃん

 

こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。今日は、7~8カ月ごろ(離乳食中期)の赤ちゃんが少食すぎるというお悩みにお答えします。

 

離乳食が始まって2~3カ月が経ち、そろそろ離乳食に慣れてくるはずなのに、なかなか食べる量が多くならない。そんなときはどうすればいいでしょうか? ママができる3つのことをお話しします。

 

母乳やミルクか離乳食。どちらを優先すればいい?

離乳食を食べると、そのあとの母乳やミルクを飲まない。先に母乳やミルクを飲ませてみると離乳食を食べない。そんなときはどちらを優先させればいいのでしょうか?

 

7~8カ月ごろ(離乳食中期)は、まだまだ母乳やミルクも必要な時期です。母乳・ミルクと離乳食を対比にすると7:3~6:4と、母乳やミルクのほうが多い時期です。ですので母乳・ミルクはしっかりと赤ちゃんが満足するまで飲んでもらいたいですね。

小食な赤ちゃんに対してママができる3つのこと

食事の時間を調節する

食事の時間を調節してみましょう。たとえば、普段の離乳食の時間の30分~1時間前に与えてみるのもおすすめです。極限までおなかが空いて「母乳・ミルクしか嫌だ!」となる前なら、離乳食を食べてくれるかもしれません。または、離乳食後の母乳・ミルクの時間の間を少しあけてみるなどもいいですね。できることをしてみましょう。

 

食事に興味を持たせる

食事への興味が少なそうな子は、食事へ興味関心を向けられるようにしてみましょう。ママがおいしそうに食べている姿を見せたり、食事の時間を楽しい時間にすることも食欲が沸くための工夫になります。

 

生活リズムを整える

食欲は睡眠と活動と深くつながっています。大人でも寝不足のときや活動量が少ないときはあまりおなかが空かなかったりしませんか? よく寝て、よく遊んで、生活リズムを整えることで赤ちゃんもおなかが空きますよ。

 

 

最後に。忘れてはいけないことは、離乳食は「食事の練習期間」ということです。離乳食を始めてまだ数カ月しか経っていないことを心にとめながら、赤ちゃんのペースで進めてみてくださいね!

 

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    保育士中田馨
    一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長

    0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!

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