「反吐が出る」夫からのDVにずっと耐えてきた私→愛していたから…でも洗脳が解けた今は… #夫を捨てます 32
「私、夫を捨てます。」第32話。デザイン事務所に勤めているみゆきさんは、1歳の息子・れんとくんと、夫・シュンさんとの3人家族。育児や家事のことで夫から罵倒される日々に苦しんでいたみゆきさんは、育休明けの復職を目指して保活に励むも、認可保育園の選考に落選。
仕事を諦めたくないみゆきさんでしたが、認可外保育園への入園を夫に却下され、仕事や育児、家事のすべてを否定されます。結局、仕事を辞め、みゆきさんは夫に怯えながら暮らすように。
夫は、専業主婦となったみゆきさんから全財産を取り上げ、育児や家事のクオリティ次第で給料を出すという理不尽なシステムを導入。生活費をほとんど渡されず、みゆきさんは、ごはんすらまともに食べられない生活を強いられます。
そんなとき、みゆきさんがDVを受けていると知った親友・ももこさんが助けに入り、みゆきさんは息子と一緒にももこさん宅に避難。翌朝、夫から何の連絡も来ていなかったことに絶望し、洗脳から目が覚めたみゆきさんは「夫を捨てる」と決意します。
一方、妻子を心配することなく自身の出世に舞い上がるシュンさん。しかし、上司から「家庭を大切にしていない部下は必要ない」と断言され、内心大慌て。みゆきさんの帰宅に勝利を確信したのもつかの間、みゆきさんから離婚を宣言され……?
「愛していたから」妻の言葉に、夫は…
「結婚してから3年間ずっと、あなたのDVに耐えてきた」夫にそう告げた私は、昔の夫を振り返ります。








結婚前と結婚後のシュンさんの変わりようを話し出したみゆきさん。
人が変わってしまっても、「愛していたから」シュンさんを支え、我慢を続けていたと告白します。
「頭ごなしに否定され、私は何もできなくなった」
そう話すみゆきさんに、シュンさんは焦って「お前が人間として成長できるよう見守っていたんだ」と抗議します。
会社では新人をそう教育するのだと言い、自分はそうして勝てる人間になったと反論するシュンさんに、みゆきさんはひと言。
「反吐が出る」と、容赦なく言い放つのでした。
夫婦とはどちらか一方が教育を施すような関係なのでしょうか。本当にパートナーの成長を願うのであれば、妻の苦しみを見ないふりするのではなく、支えながら一緒に学ぶことができたはずです。
シュンさんには、まずは夫婦として対等に会話をするという意識を持ち、みゆきさんがどんな場面でどんな思いをしてきたのかを知ってもらいたいものです。
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