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2人目出産。陣痛のさなかにパニック障害の発作が起きないか心配で…

多くのママが不安に思ってしまうお産。ママが持病を抱えていれば、その不安はより大きくなってしまうことがあります。こちらの記事は、パニック障害を持ったママさんのお産体験です。

出産に不安を抱えているイメージ

 

私は22歳のときにパニック障害を発症しました。すでに長女を出産後だったのですが、きょうだいを作ってあげたいと思い、3年の不妊治療の末、待望の長男を妊娠。家族で大喜びしました。しかし、心配なのはパニック障害を抱えてのお産……。陣痛のさなかに発作が起きないか、不安でたまりませんでした。

 

発作に対する不安

つわりの時期も乗り越え、妊娠5カ月からは大きなパニック発作も起きず、安定した妊娠生活を送っていました。

 

ところが妊娠後期に入ると、出産時に発作が起きないかと不安になるように……。第一子を出産時、陣痛の痛みに耐えて酸欠になったのを覚えていたので、過呼吸になったらと考えると、不安でいっぱいでした。出産が近づくにつれさらに不安感が増し、度々発作を起こすようになってしまいました。

 

医師との相談と事前のシミュレーション

パニック障害を治療してもらっている主治医に相談し、あらかじめ出産時の対処法などを聞いておくことにしました。医師からは、陣痛が始まり発作が出てしまったら、“呼吸に意識を集中させること”、“頓服薬を飲むように”とのアドバイスをもらいました。

 

自宅で呼吸法を練習し、いざとなれば頓服薬を飲めると思うことで、不安感は減りました。また出産時のシミュレーションをすることで、安心感を持てるように努めました。

 

出産当日の陣痛

出産の2週間ほど前から、度々前駆陣痛があり、いよいよ来た? と構える日々が何日も続きました。それが功を奏したのか、陣痛に対する心構えができました。

 

いざ陣痛が始まると、意外にも落ち着いている自分がいました。もしものために頓服薬を半錠飲みましたが、陣痛中に発作を起こすことはありませんでした。というのも、痛みでそれどころではなかったのが正直なところでした。結果的に発作も起きず、無事に第二子を出産することができたのでした。

 

 

パニック障害は不安障害の一種ということで、突然に激しい不安に見舞われ、息切れやめまいなどの 発作に襲われます。そして、不安になるとパニック発作を誘発してしまうことがあるそうです。私は陣痛やお産の流れを理解しておくことで、不安感を減らすことができました。安心感を増やしておくことで、落ち着いてお産に臨むことができました。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

 

◆関連動画 出産ドキュメンタリー

 

 

 

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    著者プロファイル

    ライター木村なち

    三児の母。現在4人目を妊娠中。パニック障害を抱えながらの妊娠・出産・育児の経験に基づき、体験談を中心に執筆している。

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