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目を離したほんの一瞬に! 子どものお風呂で溺れる事故に気を付けて

子どもと一緒にお風呂へ入るときには、事故が起こらないよう細心の注意を払っている! と自信を持っているママも多いのではないでしょうか? しかし、自分の顔を洗うとき、シャンプーの泡を流すときなど、ママの視界から子どもが消える瞬間……本当に安全だと言い切れますか?

風呂場

 

子どもにとってお風呂は、体を清潔にするというだけではなく、保護者と一緒に触れ合いながら“水に親しむ”というアミューズメント的な側面も持ち合わせています。そのため、お風呂=遊び場という感覚で入浴を楽しむ子どもも少なくありません。しかし、幼い子どもは“水に対する恐怖心”や“溺れたときの対処法”を知らないため、どんなに水の量が少なくても溺れてしまうことがあります。

 

大人が一緒でも子どもは溺れる!

大人と一緒に入浴しているにもかかわらず、子どもは容赦なく溺れます。医療機関から消費者庁に寄せられた実際の事故事例を見てみましょう。

 

保護者と4歳の兄と3人で入浴。保護者は洗い場で兄を洗っていた。普段はその間、下の子を洗い場の椅子に座らせているが、つかまり立ちが安定してきたことや寒かったこともあり、浴槽内でつかまり立ちをさせていた。
保護者が一瞬目を離して気付いたときには、下の子が湯の中で口を開けたまま、あお向けになっていた。すぐに抱き上げたところ大量の水を吐き出し、呼吸はすぐにできた(0歳)

 

保護者と兄弟が一緒に入浴しようとしていた。下の子が先に浴槽に入ってしまい、数秒溺れた。おそらく浴槽内のおもちゃを取ろうとしていたと思われる。体を逆さにして吐かせようとしたところ4回嘔吐した。夕食は普通に摂れたが、体温が39.8℃あり、救急受診(1歳)

 

水量が少なくても子どもは溺れる!

子どもは、数センチ水量でも溺れます。消費者庁に報告のあった2件の事故事例をご紹介しましょう。どちらの事故もごくありふれた状況で起きていることがわかります。

 

保護者と入浴中、子どもは浴槽の中で座って遊んでいた。水深27cm。親が髪を洗い、2分後に浴槽を見たら子どもが仰向けに横たわっていた。すぐ引き上げたが、目を閉じ、呼びかけに応じず、手足は脱力していた(1歳)

 

親と子どもが一緒に入浴中、深さ20cmほどの浴槽に子どもを立たせていた。少し目を離した隙に、倒れてうつ伏せになっていた。その後、少しぼーっとした状態でけいれんがあった(2歳)
 

子どもが溺れる事故から守るために

1~4歳の子どもの家庭における不慮の事故死の約3割は“お風呂”で発生しています。悲しい事故を防ぐために、以下のポイントをしっかりと押さえましょう!

 

事故を防ぐためのポイント

●保護者が自分の体や他の子どもを洗っているときなどは、子どもを浴槽に入れたままにしない
●子どもはわずか数センチの水深でも溺れる可能性があることを念頭に置いておく
●入浴中は少しの間でも、子どもから目を離さないようにする

 

子どもと一緒のお風呂タイムは、大切なコミュニケーションの機会です。しかし、そんな楽しい入浴中に子どもが溺れる事故が発生してしまっていることも事実。入浴中は決して油断せず、ほんの一瞬でも子どもから目を離さないよう十分に注意しましょう。そして万が一の緊急時には、すぐに救急車を呼んでください。また、救急隊到着までの間は救急処置をおこない、救命へのチャンスを維持しましょう。


参考/子ども安全メール from 消費者庁

 

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