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夜間授乳では夜中に赤ちゃんを起こして授乳しないとダメですか?

この記事では、助産院ばぶばぶ院長の助産師HISAKOさんが、夜中に赤ちゃんを起こして授乳したほうがいいのか解説しています。夜中の授乳は赤ちゃんとママが必要なければなくてもよいですが、おっぱいのトラブルにつながるようであれば夜間授乳をしたほうがよいとのことです。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師HISAKO
助産院ばぶばぶ院長

総合病院小児科・産婦人科・NICU病棟勤務を経て、地域での助産師活動・出張専門助産院を開業。2006年には来院ケアも可能な「助産院ばぶばぶ」をオープン。2020年に12人目を出産し、ママたちに元気と勇気をおすそ分けすべく母乳育児支援や講演活動、書籍出版など多岐にわたって活動中。
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寝ている赤ちゃん

 

こんにちは。助産院ばぶばぶのHISAKOです。朝まで赤ちゃんが飲んでくれないと、おっぱいが張って痛いというママもいると思います。そこで今日は、夜中に赤ちゃんを起こして授乳したほうがいいのかお話しします。

 

一度に飲める量は赤ちゃんによって違う

赤ちゃんはそれぞれに個性があり、ちょこちょこ頻回にしかおっぱいを飲めない子もいれば、生後すぐから力強く飲める子もいます。


前者は夜中もおかまいなしに何度も起きてグズることが多く、後者は昼間にかなりの量を飲んでいるので生後2カ月ぐらいから夜中はまったく起きず、5~6時間も授乳間隔があいてしまうこともあります。

 

こんな赤ちゃんやママは夜中の授乳をしてみよう

吸われたら出る便利な「刺し乳」タイプのママなら、夜間授乳をとばしても大きなおっぱいトラブルには発展しません。朝目覚めたときにそれなりにおっぱいは張っていますが、吸わせれば夜中に溜まった母乳はすべて解消、スッキリと1日が始まることでしょう。

 

でも、まだおっぱいが軌道に乗っていなかったり、赤ちゃん側の体力が伴っていない場合に夜中のおっぱいをとばしてしまうと、

 

① おっぱいはトラブルを起こし、
② トラブルの起きたおっぱいは飲みづらく、
③ 有効に飲めないから母乳分泌量が減り始め、
④ 赤ちゃんの体重は増えない……

 

というように、幾重にもデメリットばかりが重なってしまい、いいことは1つもないという状況になりかねません。

 

おっぱいトラブルになりそうな人は夜間授乳を

そのため、軌道に乗っていない親子の場合は、夜中はアラームをかけてでも授乳してほしいです。3時間以上間隔があくと、先ほどお伝えした①~④のような悪循環に陥りやすいので、できれば夜間は2回授乳できるといいですね。

 

ラッキーなことに早くも軌道に乗っている親子、「おっぱいトラブルがない」「赤ちゃんはすくすく育っている」、このような場合は夜間授乳がなくても、それはそれで大丈夫だと思います。あえて起きて授乳をしなくても朝起きてすぐにしっかりと飲んでもらえばOK。

 

ただし、前日にご馳走を食べたとか、日中にいつもより授乳ができなかったとか、イレギュラーな授乳を自覚している場合は、その夜だけでいいので、ちょっと意識して1回ぐらい授乳をはさんだほうが安全かもしれませんね。

 

 

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