長女が生まれたのは12月末。これからどんどん寒くなり、また乾燥する時期だったので、新生児のうちから風邪をひかせないように「とにかく暖かく!」を意識していました。ところが部屋を暖かくしすぎたせいで、思いがけずわが子につらい思いをさせてしまったのでした。
寒くないように暖かく!
筆者は寒さに弱く、寒い思いをするとすぐに体調が悪くなるため、冬生まれのわが子も常に暖かくしておかなければ! と、寒さに過敏になっていました。服装は単肌着・長肌着・ベビードレス、毛糸のベスト。布団はタオルケット、赤ちゃん用の毛布、羽の掛け布団。新生児は常にねんねですから、おっぱいを飲んだりおむつを替えたり、あやすために抱っこをしているとき以外はずっとこの枚数をかけていました。
ずーっと暖房!
もちろん暖房はかけっぱなし。暖房で部屋が乾燥すると風邪をひきやすくなるので、加湿器は常にオンにし、温度も湿度も低くならないように気を配っていました。筆者とわが子のいる部屋だけとても暖かく、今思うとその寒暖差のほうがよくないのではと思うくらいです。
「これで大丈夫」と安心していたのですが、そのうちわが子が沐浴のたびに泣くように。どうしたんだろう? お湯に入るのが嫌なのかな? といろいろ考えましたが、よくわからないまま数日が経ちました。
暖かくしすぎたせいであせもに……!
ある日沐浴をさせていると、背中にぽつぽつと湿疹があることに気がつきました。なんだろうと思って母に見せると「たぶんあせもじゃないの」とのこと。冬なのにあせもって……と思いましたが、よくよく考えると、わが子の寝ていた部屋は冬とは思えないほど暖かく、また加湿も十分で、ねんねの時間が長い赤ちゃんは背中が蒸れても不思議ではありません。
さらに注意して見ると、あごの下、首の奥のあたりが蒸れて真っ赤になっていました。これが痛くて泣いていたんだな……と申し訳なく思いました。
寒くないようにと暖かい恰好をさせていましたが、逆にあせもをつくる原因になってしまっていました。ローションを塗ったり室温を下げたりすることで、幸いひどくならずに済みましたが、これからは気をつけようと心に刻んだできごとです。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。