こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。離乳食の何に悩んでいるか聞いたところ多くのママが「メニューを考えるのが大変」といいます。今回から数回にわたって、離乳食メニューを考えるときに悩みがちなことを解決します。まず1回目は栄養バランスについてです。
離乳食に栄養バランスは必要?
離乳食の目的は、食事の練習をすること、食事がおいしく楽しいと感じることです。特に5~6カ月ごろ(離乳食初期)から7~8カ月ごろ(離乳食中期)は、栄養バランスよりもさまざまな食材に慣れ親しむことを重視します。
もちろん栄養バランスを考えたメニューはとっても魅力的で、それができるといいなと私自身も感じてしまいます。栄養バランスの整ったメニューを考えることはとてもいいことですが、離乳食の時期はそれほど重視しなくても大丈夫です。
離乳食のメニューで心がける2つのこと
とはいえ、やっぱり赤ちゃんのためにも気になるのが栄養バランスです。1歳~1歳6カ月ごろ(離乳食完了期)に向けて、幼児食に向けて、栄養バランスが整うように気にかけてほしいことが2つあります。
炭水化物、たんぱく質、ビタミン・ミネラルを取り入れる
五大栄養素のうち、この4つの栄養素をまんべんなく取り入れることが大切です。
赤・白・黄色・緑・黒の食材を取り入れる
この5色を食べ物に取り入れると、自然に栄養バランスが整ってきます。
赤:にんじん、トマト、魚類、肉類菜など
白:ご飯、うどん、パン、大根など
黄:卵、とうもろこし、いも類など
緑:ほうれん草、小松菜、ピーマン、ブロッコリーなど
黒:黒ごま、わかめなど
離乳食期は食事の練習期間です。栄養も大切だけど、まずはその月齢に合ったさまざまな食材を経験させることをまず始めてみてくださいね。