「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【管理栄養士に相談】。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、お子さんが風邪を引いてしまったときの離乳食に関するご質問です。
Q. 喉に負担をかけず栄養が摂れる離乳食を食べさせたい
うちの子は生後11カ月になるのですが、昨日の朝から発熱しており、食欲はありますが何をあげていいのかわからず、白がゆ(ほぼ粒が残ってる状態)しか食べさせていません。離乳食以外は200mlの育児用ミルクを完飲しています。
病院では風邪が原因の気管支炎と診断されました。喉に負担をかけず栄養が摂れる離乳食を食べさせたいです。どのような離乳食をあげていいのか教えてください。
小林亜希管理栄養士からの回答
基本的には、風邪の症状が出ているときは、お子さんの食欲があれば、離乳食の段階を1つ戻した形状にして、消化のよいものをあげる形になります。ですので、今回の場合は7,8カ月の段階になりますね。
しかし、気管支炎との診断で、誤嚥の可能性がある場合は無理して離乳食を食べさせず、医師にご相談されるとよいと思いますよ。
いつものようにゴックンできそうであれば、たんぱく質、野菜、炭水化物が一度にとれる、卵や野菜を入れた雑炊や、やわらかく煮たうどんなど、のどごしのよいものが食べやすいと思います。
※参考:ベビーカレンダー「管理栄養士に相談」コーナーより
病気の赤ちゃんにはどんなレシピがいい?
【離乳食を用意するときのポイント2つ】
・胃にやさしい食材(消化がいい)
・口当たりがいい(なめらか)
たとえばレシピだと、おかゆ・うどん・スープ・おろしたりんごなど(月齢に合わせたもの)。もし、ママが病気だったら何が食べたいと感じますか? 私は、熱があってもわりと何でも食べられる人なのですが、それでもあっさりとしたおかゆ、雑炊、うどんなどが思い浮かびます。
きっと、赤ちゃんもそんな気分だと思います。おかゆやうどんはいつも以上にトロトロに煮込んだもの。スープもかぼちゃやじゃがいものポタージュのようなものだと食べやすいですね。
病気の赤ちゃんに控えたほうがいいもの
では、逆に控えたほうがいいものはあるのでしょうか? 下記のような食材や食べ物はなるべく食べないようにしましょう。
・繊維の多いもの
特におなかの調子が悪いときは、繊維の多い野菜などは避けましょう。
・魚や肉
魚や肉は、元気を出してほしくて食べさせたい食材ですが、脂身が多い、消化が悪い場合もあるので、病気のときは避けましょう。
・冷たい飲み物
特におなかの調子が悪いときは、冷たい飲み物がおなかを刺激してしまうこともありますので、避けましょう。
ベビーカレンダーは、妊娠や育児のお悩みを抱えたママさんの強い味方でありたいと思っています。自分だけではどうしても解決できなかったとき、不安で仕方がないときは本物の助産師や管理栄養士がリアルタイムでお悩みや質問にお答えする『助産師に相談』『管理栄養士に相談』の掲示板をぜひご活用ください!
※参考: ニュース(食・レシピ)「離乳食のプロが教えます!病気のときに食べさせたいもの・控えたいもの」