ネットなどに情報があふれている現代。子育てで不安になったら、知りたいことを簡単に調べることができます。一方で、さまざまな情報をすぐに手に入れることができるがゆえに、逆に不安になってしまうこともあるのではないでしょうか。
たとえば、ミルクではなく母乳で育てるほうがいいという母乳神話、生後○カ月のときの睡眠時間は○時間がベストなどなど……。母乳で育てたいと思っているものの母乳が出ないママや、環境を整えているのに赤ちゃんが思うように寝てくれないママにとっては、不安が増大するばかりでしょう。
その情報は“絶対”ですか?
同じ情報を受け取っても、捉え方は人それぞれです。母乳神話ひとつとっても、「わたしには関係ない。うちはミルクで育てるわ」と思うママもいれば、「やっぱり、母乳で育てていないわたしはダメなんだ」と思ってしまうママもいます。
もし、「ダメなんだ」と思ってしまう側のママであったら、
・その情報は絶対的に正しいのか?
・ミルクだけで育てている赤ちゃんで、元気に育っている子はいないのか?
などについても調べてみましょう。
きっと、母乳神話と対する情報もたくさん出てくるはずです。
子育てに正解はありません。1つの情報に惑わされないようにしてください。
いつも完璧を求めない
とても真面目で、お子さんを大切に一生懸命育てているからこそ、情報収集に余念がなく、さまざまな情報が気になってしまうママも多いことと思います。
集めた情報を笑顔でやれるならOK! でも、その通りにできなくて、悲しい顔になっていたり、イライラしてしまっていたら要注意です。まず、赤ちゃんにとって大切なのは、安心できる場所です。必要以上の負荷を自分にかけないでください。
人の目を気にしない
義理のお母さんや完母で育てているママ友に「あら、完母じゃないの?」なんて言われてしまうと、「完母で育てていないから責められているんだ……」と感じてしまい、一気にダメ母の烙印を押されてしまったかのような感覚に陥ってしまうかもしれません。
でも、これを聞いて、「そうなのよー! 完ミなの!」と笑い飛ばせるママも一方でいるということは、自分で勝手に、自分にダメ母の烙印を押しているだけなのです。赤ちゃんを育てているのは、あくまでも自分。周りの目を気にして、自分で自分にダメという烙印を押さないようにしましょう。
神話は神話。また、神話にもメリット、デメリットがあるはずです。神話が自分の生活スタイルなどに合わないのであれば、違うやり方を試してみることはまったく悪いことではありません。まだまだ続く子育て。思考錯誤はこれからも続きます。一つの神話にしばられて苦しまないようにしてくださいね。