こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。ポイッと口の中に入れられる、手軽なおやつのあめやソフトキャンディー。赤ちゃんはいつから食べられるでしょうか?
離乳食期はNG! 幼児期後半になってから
あめやソフトキャンディーなどは、離乳食期の赤ちゃんには与えません。さらに言うのであれば、個人的には幼児期前半でもあえて食べさせなくていいと私は思っています。できれば「幼児期後半になってから」をおすすめしたいと思います。
赤ちゃんがあめなどを食べないほうがいい理由
なぜ赤ちゃんは、あめやソフトキャンディーを食べないほうがいいのでしょうか? その理由をお話しします。
食べにくい
まず理由の1つにあげられるのは「食べにくいこと」です。あめは固いですよね。ソフトキャンディーはよく噛まなくてはいけないうえに、噛みちぎりにくくのびます。これは誤嚥(ごえん)や窒息につながる可能性があります。あめやソフトキャンディーのほかにも、グミやキャラメルも同様です。
甘みが強い
もう1つの理由は「甘いこと」です。この甘さに慣れることは、味覚を形成するうえであまり好ましくありません。また、たくさん食べれば糖分の摂り過ぎになります。虫歯につながることもあるので気を付けましょう。
赤ちゃんにあめなどを与えるときの4つのルール
大人も同様ですが、嗜好品は少し楽しむ分にはいいのですが、食べ過ぎはよくありません。そこで、どのようなことに気を付けたらいいのかをまとめました。
1. 頻繁に与えない
まずは頻繁に与えないようにしましょう。たまの楽しみのおやつとして、位置づけるといいと思います。
2. 量を決める
どんなおやつもそうですが、ひと袋をそのまま与えるのではなく、大人が「今日はこれだけね」と量を決めるといいでしょう。
3. 食べるときのお家ルールをつくる
たとえば1週間に1回だけにする、お出かけするときだけにするなど、お家のルールをつくるのもいいですね。わが家も市販のおやつルールをつくっていますよ。
4. 歯磨きをする
食べたら歯磨きをしましょう。これは、あめやソフトキャンディーに限らずです。
あめやソフトキャンディーは、幼児期に食べさせてはいけないものには分類されませんが、あめやソフトキャンディーなどの甘いおやつは、大人のルールのなかで子どもに与えてみてくださいね。