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熱がある赤ちゃんに離乳食をあげたほうがいい?あげないほうがいい?

この記事では、保育士であり離乳食インストラクターの中田馨さんが、熱があるときの離乳食の与え方について紹介しています。まずは脱水症状を起こさないようにこまめに水分を与えること、そして食べられそうならいつもより消化のいい食べ物を与えることをお話しします。

熱がある赤ちゃんのイメージ

 

こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。赤ちゃんに熱があるときは、少しでも元気になってほしい、たくさん栄養をとってほしいと思います。こんなときに、離乳食は食べさせたほうがいいのでしょうか?

 

赤ちゃんの様子に合わせて判断

食べさせていいか悪いか。これは、赤ちゃんそれぞれの様子や病気によって違うと思いますので一概には言えませんが、赤ちゃんに食欲があれば食べさせてもOKです。また、食欲がなければ、量を少なくするなど様子を見るといいと思います。

 

水分をこまめにとる

お熱のあるときなどは、こまめに水分を摂るように心がけましょう。ただし、水分を摂ることで吐き気がしたりする場合はやめておきます。とくに赤ちゃんは大人よりもすぐに脱水症状になりやすいので、食事も水分も摂れない、嘔吐や下痢が続いている場合は早めに病院に行くようにしてください。

 

私の娘は、幼児期になってから、深夜から嘔吐を繰り返して朝に脱水になり、病院で点滴を受けたこともあります。

 

消化のいい食べ物を与える

もし赤ちゃんが、離乳食を食べられそうならどんな離乳食がいいでしょう。大人に置き換えてみましょう。私たち大人が体調不良のとき、こってりした味の濃いものを食べたいかというと、ほとんどの方がそうではありませんよね。

 

おかゆやクタクタに煮たやさしい味のうどんなどがほしくなるのではないでしょうか?赤ちゃんも同じです。いつも3倍かゆならこの日は5倍かゆや7倍かゆ。いつもより口当たりがよく、食べやすい食べ物がいいでしょう。消化のいい食べものを与えてあげましょう。

 

 

いろいろと書きましたが、一番大切なのは、その病気のことをよく知っている医師の指示に従うことです。病気によっては控えたほうがいい食べ物もあります。病気の間や病気後、離乳食をどう進めていけばいいかをぜひ相談してみましょう。

 

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    保育士中田馨
    一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長

    0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!

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