クックパッドベビーをご覧のみなさん、こんにちは!ベビーグッズコンシェルジュの白石です。虫刺され対策の方法とグッズの選び方についてご紹介します。
虫が多いこの季節は虫刺されが悩みのたねだと思います。赤ちゃんの皮膚は大人より薄く、皮膚トラブルを起こしやすいため、蚊に刺されると、かき壊して傷から細菌が入って「とびひ」の原因になったり、体質によってはアレルギーの原因になることもあります。
最近は、蚊が連れてくるデング熱などの感染症も怖いですね。先輩ママ達に聞いたところ、過半数が外出中に蚊に刺されたと回答していました。赤ちゃんの成長や状況に応じてしっかりと虫刺され対策をして、お出かけを楽しみたいですね。
蚊の性質を知って、予防対策を!
蚊は、人や動物が発散する炭酸ガスと汗に含まれる乳酸を感知して近寄ってきます。そして、その発生源が体温を放っていると、獲物と判断して刺します。
そのため、体温が高くて汗をかきやすい赤ちゃんが刺されやすいのです。しかも赤ちゃんはあまり動かないため、より刺されやすくなってしまいます。
先輩ママ達に聞いたところ、過半数が外出中に蚊に刺されたと回答していましたが、おうちの中でも刺されてしまったママ達もいました。蚊の習性を利用して、赤ちゃんを蚊から守ってあげましょう。
外出中と家の中、注意することは?
外出中の注意点
●衣服はなるべく肌の露出をさけた長袖・長ズボンにする
●なるべく黒っぽい色の服は避ける
●蚊が活動する夕方の6~7時ころの外出はなるべく避ける
●ベランダや玄関先に水がたまっているところがあったら、蚊が産卵・孵化しないよう片付ける
●汗をかかないよう注意したり、かいたらすぐ拭いてあげる
●どうしても肌が露出してしまう手や首、顔には虫よけグッズで対策する
おうちの中での注意点
●ねんねのときは、電子蚊取りや赤ちゃん用の蚊帳を利用する(最近はテント型の蚊帳もあります)
●ベランダや玄関を開閉するときに蚊が家の中に入ってしまうことが多いため、物干し竿に吊るしたり、玄関に置く空間タイプの虫よけを置く
虫よけグッズを選ぶ際の注意点は?
蚊取り線香や電子蚊取りマットやリキッドなどの殺虫剤
蚊取り線香や殺虫剤には、ピレスロイドといる成分が含まれています。この成分は哺乳動物には毒性が低いため、人には安全性が高いといわれています。
蚊取り線香は直接赤ちゃんに煙がかからないように、窓辺に置くのがおすすめです。そして必ず赤ちゃんの手の届かないところにおきましょう。
虫よけ剤
一般的に売られている虫よけスプレーには、ディート(DEET)という化合成分が含まれています。この成分に蚊が接すると触角にある毛穴がふさがれてしまい、人間が発する炭酸ガスや体温を感知できなくなるため、たとえ皮膚にとまっても人間だと判断できなくなり逃げていきます。
ただ、このディートに関しては、現在安全性に疑問視されているので、6カ月未満の赤ちゃんには使用できません。6カ月を過ぎれば使用できますが、指しゃぶりをしたり、体についた虫よけが直接口に入ってしまう可能性もあるので、ディート不使用の虫よけ剤を選んであげてくださいね。
忌避剤(きひざい)
蚊が嫌いなハーブのニオイを使った忌避剤。安全性の高いものが多いのですが、効果が弱いものもあるので、虫対策グッズを複合的に利用するといいと思います。忌避剤の香りの好き嫌いもあるので、事前に香りを確認できるといいですね。
今回は、蚊の習性を利用した虫よけ対策と、主な虫よけ剤の選び方をご紹介しました。次回は、安全性の高いおすすめ虫よけグッズをご紹介する予定です。お楽しみに!さまざまな虫よけグッズの特徴を知って、シーンに応じた虫よけ対策をしてくださいね。
作者:白石 佳子
大学卒業後、教師を経て大手ベビー用品メーカーに入社。現在は、ママたちの「私らしいママライフ」を応援するべく「ベビーグッズコンシェルジュ」として活躍中。子育てのこと、ママのキャリアのこと、そしてイキイキと魅力的に磨くための情報をホームページでも伝えています。ホームページはこちら!