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「ベッドガード」使用で乳児の死亡事故。日本小児科学会が注意喚起

生まれて間もない時期はベビーベッドで寝ていた赤ちゃんも、成長に合わせて添い寝じゃないと寝てくれなかったり、さまざまな理由で大人用のベッドで一緒に寝ているという家庭も多いのではないでしょうか?寝返りを覚えた赤ちゃんはよく転がるため、ベッドガートを使っているという人も少なくないでしょう。わが家でも、子どもがベッドから転落したことをきっかけに、ベッドガードを探しているところでした。

 

生まれて間もない時期はベビーベッドで寝ていた赤ちゃんも、成長に合わせて添い寝じゃないと寝てくれなかったり、さまざまな理由で大人用のベッドで一緒に寝ているという家庭も多いのではないでしょうか?寝返りを覚えた赤ちゃんはよく転がるため、ベッドガートを使っているという人も少なくないでしょう。わが家でも、子どもがベッドから転落したことをきっかけに、ベッドガードを探しているところでした。

 

便利な転落防止アイテム「ベッドガード」

ベッドガードは、大手のベビー用品を販売している店舗でも販売されており、ネットのベビー用品関連サイトなどでも見かけますよね。また、「子どもの転落防止にベッドガードが便利」というような記載の記事なども少なくありません。

 

眠っている間に、赤ちゃんがすごいスピードで転がっていって、「あ!」と思ったときは「ドスン」とベッドから落ちてしまうなんてことを避けるためにも、ベッドガードは便利なアイテムといえるかもしれません。ただ、危険性はないのでしょうか?

 

ベッドガードによる悲しい事故の発生

8月8日、東京都内の自宅にある大人用ベッドで寝ていた0歳の乳児が、ベッドガードとマットレスの間にはさまり、死亡するという悲しい事故が起きました。大人用ベッドの側面に転落防止用のベッドガードを取り付け、お子さんを一人で寝かせていたそうですが、ベッドガードとマットレスの間にはさまれた状態で発見され、病院に搬送後、亡くなったというものです。

 

このような事故は、初めてのことではなく、乳児の就寝時にベッドガードを使用したケースで同様の事故が国内外で確認されており、危険性も認識されています。米国内では州単位でオンラインも含めた販売を禁止しているところもあるとのことです。

 

日本小児科学会が注意喚起

今回の死亡事故は、日本小児科学会のHPにも記載されており、注意喚起の徹底を促しています。

 

そこでは、「注意喚起を継続するだけでなく、より効果的な注意喚起法の検討や『乳児に使用できる』と誤解を招くような広告の規制、18 か月未満の児の使用も想定した製品の開発などが課題となる。同時に、ベッドガードを利用することにより、利用者の安全が確保されているのかについて調査を行い、もし転落防止効果に乏しいのであれば、使用することそのものを制限することも、検討する必要があるかもしれない」と述べられています。

 

参照:https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/injuryalert/0070.pdf

 

子どもの安全を守るためのアイテムで、子どもの命を奪ってしまっては本末転倒です。ベッドガードに限らず、いろいろなアイテムを使用する前に、しっかり安全性について考えてから使用するように心がけることが大切かもしれません。(TEXT:東 裕子)

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