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「もう嫌!私には産めない!」分娩台の上でジタバタ…2回目の出産だけどパニックになった体験談

私は現在2児の母です。一度経験したことがあるだけに、またあの陣痛を耐えられるのかと、2人目の出産には1人目とは違った不安がありました。「2人目のほうが短時間で、ラクに生まれるよ!」という先輩ママたちの励ましに期待しつつ、心の準備とシミュレーションを繰り返し、いざ迎えた陣痛から出産までの体験談をお話しします。

 

ついに臨月。準備万端に!

2人目の妊娠もようやく臨月にさしかかり、あとは元気に生まれてきてくれることだけを祈る日々でした。赤ちゃんに会える日が楽しみな反面、出産は何が起こるかわからないもの。1人目の出産を思い出しつつ、あらゆる想定と準備をしていました。

 

前回は陣痛の開始から分娩まで20時間以上と、なかなかの長丁場でエネルギー切れを起こしたために、今回はゼリー飲料を何個も購入。私は痛みと雰囲気に飲まれやすい性格なので、妊娠中でも使えるアロマを焚いて、気持ちを落ち着かせる効果を狙いました。

 

陣痛スタート! しかしパニックに⋯

前回同様、深夜に下痢と共に陣痛が始まりました。陣痛が来たらもう頑張るのみです。産院に到着し、とにかくリラックスを心がけながら、分娩室で音楽をかけたりアロマを焚いたりしようと準備を始めました。しかしあっという間に痛みで動けなくなり、着替えとトイレだけで精いっぱい。

 

夫が駆けつけたころにはいきみ逃しに必死で、「これが世に聞く2人目は早いということか!?」と思う余裕もなく、まだ開始2~3時間でこんなにつらいなんて、あと何十時間も耐えられるはずがない!と完全にパニックを起こしました。

 

心が折れてジタバタ⋯

「もう嫌だ、これ以上頑張れない」。そう思うことしかできなくなり、泣き言ばかり叫びました。実際、痛みと陣痛間隔のわりにはお産が進まず、子宮口の開きを待つ時間だけが過ぎていきます。赤ちゃんも頑張っている、家族みんなが赤ちゃんと会えるときを待っている⋯⋯しかしそんなことは吹っ飛んでしまい、ただただ分娩台の上でジタバタするばかり。

 

助産師さんに「もう少しよ!」と言われても信じられず、「頭が出たよ!」と言われても「私には産めない!」と泣いていました。しかし、突然スルッと出てきた赤ちゃんがすべてを持って出て来てくれたようでした。

 

 

赤ちゃんを胸に抱いたときには、ただただ幸せだけ。散々泣き叫んでいたことも夢だったように感じました。終わってみると、時間は前回の4分の1。「痛い」「嫌だ」と弱気な言葉を口にしないように我慢していた初産のときの気持ちを、今回は全部叫んで吐き出したんだなと思います。出産に同じものは1つもないと強く感じました。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

◆関連動画 出産ドキュメンタリー

 

 

 

 

監修/助産師REIKO


著者:すずきいくみ

3歳と0歳の男の子2人の母。幼稚園と保育園で働いた経験があるが、保育と育児は別物だと実感中!妊娠中から日々の育児まで自身の経験をもとに執筆している。

 

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