おなかの中はせまくて大変だった?
息子と2人きりの昼下がり、リラックスタイムに聞いてみました。「ママのおなかの中はどうだった?」と聞くと、「あたたかかったよ。ピンク色だった。ずっと泳いでいて疲れちゃったよ」とのこと。
ママのおなかの中が気持ちよかったとは言ってくれない息子に、私は慌てて「大変だったの? よく足で元気よくおなかを蹴っていたよ」と話しました。すると息子は、「泳いでたからね」という言葉に続けて、「せまいのに、太いホースがあったからジャマだった」と話をしていました。
長いホースがジャマだった?
おなかの中はせまくて大変だったと話す息子は、次に「早くママに会いたかったんだよ。ひとりでさみしかった。だから、すごく頑張って出てきたんだ」と言います。そして、寝ころがって足で壁をけり、ぐるぐる回って前に進んでみせながら、「ホースが長いんだよね」と息子が言ったとき、私はハッとしました。
実は息子が生まれたとき、首にへその緒が巻き付いていたのです。「ホースにジャマされたの?」と聞くと、息子は首を触って「そう」と言いました。
ママを助けにきた!?
今度は「なんでママのところにきてくれたの?」と息子に聞くと、「だってママがかわいそうだったから。あと、かわいかったから」と言う息子。かわいそうだったと言われて、ちょっと驚きました。私は子宮内膜症で、心身ともつらい妊活をしていたのです。わが子を授かったと知った瞬間に、私は「助けてもらった」と感じたことを思い出しました。
ママのおなかの中の様子を話してくれた息子に「ありがとう」と言って、私はハグをしました。やさしい天使が私のところにきてくれた、そう思えるとってもいい時間でした。
今では生まれたときの倍の身長なのに、「おなかの中にもどる」と服に頭を突っ込んでくる甘えん坊な息子。怒られるようなこともたくさんするけれど、とっても愛おしい存在です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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イラスト/manami.koiso
監修/助産師REIKO
著者:斉藤あや
大人しく内気な娘と楽天的で活発な息子、男女二児の母。ママ・パパに役立つ情報をお届けすべく、これまでの育児経験を生かして、育児の工夫やお役立ちグッズなどの情報を発信中。
私の娘にも聞きたくて楽しみにしてます。
覚えてるのかなー?
という私も覚えてるんです。
小さい頃から生まれる前の記憶があって、反対に変な子と思われなくて母にはずっと言い出せませんでした。
しかし、中学生の頃に聞いてみました。
すると合ってました。
それは会ったこともない曾祖母の葬式の時でしたが、どのような形体の葬式であったのか、様子や会話も見事にビンゴ。
今は全然なのですが、育った所は昔特有の閉鎖感がある地域で上から見てて『うわーこれは大変だ。やだな』と感じました。
案の定大変でした(笑)
まぁ、そんな事は母には言えないのですが。
残念ながら何故両親の元を選んだのかは分かりませんが、なかなか強烈な記憶です。
さてさて、娘はどういうのかな?
どんな理由あれ来てくれた命、巣立つまで一緒に楽しんで泣いて笑って過ごしたいと思います。