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暑い夏のお出かけ、これで負担を軽減しよう!

この記事では、保育士の中田馨さんが、赤ちゃんと一緒でも、ラクに夏の日帰りお出かけを楽しむ方法を教えてくれています。赤ちゃんに負担のないスケジュールを立てること、お出かけするときの5つのポイントや移動手段、持ち物などまとめて解説!

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こんにちは、保育士の中田馨です。いよいよ暑い夏がやってきます。コロナ対策をしながらではありますが、赤ちゃんと一緒にお出かけする機会も徐々に増えると思います。暑い夏だからこそ気を付けて欲しいポイントを踏まえつつ、今日は赤ちゃんと一緒に夏の日帰りのお出かけをラクに楽しめる方法を話します。

 

赤ちゃんに負担のないスケジュールを立てる

まず、大切なのは「赤ちゃんに負担がない」スケジュールを立てることです。これまで夫婦2人でお出かけしていたときは、多少タイトなスケジュールでもこなせていたかもしれませんが、赤ちゃんが1人増えると、お出かけ途中におむつ替え、授乳、予想できないぐずりなどがあり、予定通りに進まないことがたくさんあります。

 

「赤ちゃんにいろいろな経験をしてほしい! 一緒に楽しみたい!」という気持ちはとてもよくわかりますが、あまり予定を詰めすぎると赤ちゃんもママもパパも疲れてしまいます。赤ちゃんと一緒のお出かけ時は、赤ちゃんに合わせてスケジュールを組み、心に余裕を持ちましょう。

 

お出かけするときの5つのポイント

赤ちゃんとお出かけするときは、気にかけたいことが大きく分けて5つあります。

 

【お出かけするときの5つのポイント】

・赤ちゃんの月齢に合わせる
・赤ちゃんの生活リズムに合わせる
・赤ちゃんの機嫌や体調に合わせる
・外気温、室内温に配慮する
・移動時間、滞在時間は月齢に合わせる

 

月齢によっても、行ける範囲が変わってきます。特に夏は、暑いだけでも体力の消耗をしますのでお出かけの時間は短めにしましょう。

 

例えば、生後6カ月未満の赤ちゃんだったら、移動時間含めて1~2時間だけ公園やお買い物に出かける。生後6カ月~1歳ごろまでの赤ちゃんなら、移動時間や食事も含め半日程度。そうすると、水族館や動物園などでも楽しめるようになります。1歳過ぎたら、少し長めのお出かけもOK。でも、なるべく夕方には帰宅して、家でホッとする時間を作りましょうね。

 

各移動手段の環境ポイント

お出かけのときに何で移動するかによっても、気をつけたいことがあります。

 

【抱っこの場合】
抱っこでの移動の場合、パパやママと体が密着していますので、暑さに気をつけましょう。
・赤ちゃんのおなかにタオルやガーゼを入れる
・日傘をさす
・うちわなどであおぐ
・タオルなどで包んだ保冷剤で首や脇の下などを時々冷やす
などするといいですね。

 

【ベビーカーの場合】
ベビーカーは地面に近いので、地面(アスファルト)からの熱が上がってくるため、大人が感じる暑さよりも体感温度は高くなりますので注意が必要です。
・赤ちゃんの背中にタオルやガーゼを入れる
・ベビーカーの屋根を下す
・タオルなどで包んだ保冷剤で首や脇の下などを時々冷やす
ベビーカーを全体的に覆う日よけや専用の扇風機などもあるので活用しましょう。

 

【車の場合】
車だと冷房が効くので快適な移動時間を過ごすことができますが、それでも気を付けることがあります。
・赤ちゃんの背中にタオルやガーゼを入れる
・冷房で冷えないようにひざ掛けをする
・窓に日差しカバーをする

 

車の前と後部座席では温度が違うので、赤ちゃんの身体チェックをして冷房調節をしましょう。コンビニなどに寄った際に「少しだけ」と思い、赤ちゃんをひとりで車に残すようなことは事故につながることもあるので、絶対にしないでください。

 

どんな移動手段であっても、そして普段よりも水分補給をこまめにしましょう。

 

日帰りお出かけ持ち物チェック

お出かけ時に必要な持ち物です。<

 

【おむつ替えグッズ】
・紙おむつ

・おしりふき

・ビニール袋など

 

紙おむつをたくさん持っていくとかさばります。私は、トイレトレーニング用のパッドを紙おむつの間に挟んで、持っていく紙おむつの枚数を減らしていました。また、使い捨てのビニール手袋を持っていると、水道がない場所でのおむつ替えもできます。

 

【育児用ミルク、離乳食グッズ】
・育児用ミルク、哺乳瓶

・ストローマグ

・お湯

・離乳食

・スタイ、スプーン

・おやつなど

 

粉ミルクはお出かけ用に小分け袋の物を使うこともありますが、どうしても割高。1回分を小分けにしてケースや袋に入れるグッズも販売されています。私は哺乳瓶は割れないプラスティックのものを使いました。離乳食は、夏場は食中毒が気になるところ。こんなときこそ市販のベビーフードが活躍します。スプーンやスタイは、小さく折りたためるものだとかさばりません。

 

【赤ちゃんの衛生グッズ】
・着替え

・ガーゼ、ハンドタオル、バスタオル

・ティッシュなど
着替えの回数を減らすためには、タオル類を少し多めに持っているとラクです。

 

【その他】
・帽子、抱っこひも、ベビーカー、おもちゃ、絵本など
自分で歩くようになったら、転んでひざをすりむいたりすることもあると思いますので、絆創膏があるといいです。

 

 

いろいろと書きましたが、何よりも1番は「赤ちゃんのペースに合わせて楽しむこと」。お出かけ先で、ニコニコと楽しんでいる赤ちゃんの姿を見ると「あ~、連れてきて良かった」と思い、パパとママにとっても癒しの時間になります。夏の日帰りお出かけ、家族で楽しんでくださいね。

 

イラスト:imasaku

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    保育士中田馨
    一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長

    0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!

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