私が第二子である長女を妊娠したとき、長男のときには経験しなかったトラブルに見舞われました。妊娠8カ月に入ったころから、1日中続く胸やけと肋骨の痛みに襲われ始めたのです。長女を妊娠中のトラブル体験談と、対処法についてお話しします。
食事中に喉の奥がかあっと熱くなり…!
長女を妊娠中は、長男のときよりもつわりが軽く体調も整っていました。妊娠初期から中期は何事もなく過ぎ、このまま妊娠生活が順調に進むものだとばかり思っていたのです。しかし妊娠後期にあたる妊娠8カ月に入ったころから、体にある不調が現れ始めました。
ごはんを少量食べただけで喉の奥がかあっと熱くなり、喉が焼けてしまいそうな症状に襲われました。ごはんだけでなく水を飲むときまで同じ症状が……。吐き気は伴わないものの、精神的に参ってしまいました。
肋骨の痛みも加わり健診で相談することに
同じ妊娠8カ月ごろから、もう1つの不調が現れ始めました。息をするだけで肋骨が痛み、食後は肋骨が折れているのではと疑うほど痛んだのです。肋骨の痛みで眠れない日もありました。喉の熱さと肋骨の痛みに耐えかね、妊婦健診で相談してみることに……。
すると喉の痛みは胸やけという症状で、逆流性食道炎を起こしている可能性が高いとわかりました。そして胸やけも肋骨の痛みも、赤ちゃんが大きくなってきて内臓を圧迫しているためだとわかったのです。
薬の処方&アドバイスをいただき…
不調を相談した健診では妊婦でも飲める胃薬を処方してもらい、食事を小分けにとるようアドバイスをもらいました。そこで私は一度の食事を少量にし、1日5回ほどに分けて食べることにしたのです。野菜スープや消化にいい食べ物を増やし、胃腸に負担がかからないように気をつけました。
胸やけや肋骨の痛みは出産まで続きましたが、小分けに食事をとることで痛みを最小限に抑えることができたと思います。臨月を迎え無事に出産を済ませ、痛みのない体でいっぱい食事をとれたときはとても幸せな気分でした。
長女を妊娠中に胸やけと肋骨の痛みを経験したことで、健診で医師に相談すれば薬の処方やアドバイスをいただけるとわかりました。出産直後も不調を感じることがありましたが、すぐに医師や助産師さんに相談して乗り越えることができたと思います。そして当たり前に食事がとれることの素晴らしさを、改めて実感した出来事でした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師REIKO
著者:河津明香
2男1女の母。旅行代理店勤務をしながらの育児を経て、フリーランスのライターへ転身。現在は発達障害の長男のサポートをおこないながら、旅行・育児・生活雑貨などの記事を中心に執筆。