赤ちゃんの下痢がなかなか止まらない…。
ネットで同じ病気の症例を調べてみても、自分の子より長引いている子がいない…。
不安が募りますね。
下痢が長引いてしましまった場合、入院させるべきなのでしょうか。
Q. 二次乳糖不耐症が治りません
2か月前にO-25にかかった8か月の赤ちゃんがいます。
現在1歳なりたてです。
O-25は検査で治っていますが、全く下痢が治りません。
体重は増えもせず、減りもせずです。
完全ミルクです。二週間前にノンラクトミルクに替えました。ビォフェルミンとツムラの漢方を飲んでます。1日に2〜3回下痢をします。
何軒かの病院に行きましたが、「長引くよー」くらいにしか、言われず、心配です。
入院させるべきなのでしょうか。
ネットで調べましたが2か月以上続いた人などはおらず、ノンラクトで治ったというような記事ばかりで、調べては落ち込みます。
どうしたら良いのでしょうか。
A.気長にフォローしましょう
小児科の格言(パールと言います)に、「こどもを治療せよ、便を治療するな」というのがあります。確かに腸炎や抗生物質を使用した後、軟便や下痢が長く続くことをときどき経験します。腸はデリケートなのですね。
このような場合、こどもの機嫌、発達・発育の問題の有無が参考になります。下痢が続いていても便の量が多くなく、哺乳や食欲も良好で機嫌もいいし、体重の増えも良ければ経過観察してはどうでしょうか?外来でも気長にフォローしていくと、自然によくなることが多いです。(回答/松井潔先生)
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