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離乳食が始まったらミルクはいつ・どのくらい必要?【管理栄養士に相談】

ベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】から派生した【管理栄養士に相談】コーナー。中でも注目をあつめた質問を一部抜粋してご紹介します。今回は、どの時期でも比較的多く寄せられている「離乳食と育児用ミルク」についてのご相談です。

離乳食とミルクのイメージ

 

「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板から派生した、食と栄養についてお答えする【管理栄養士に相談】。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、どの時期でも比較的多く寄せられている「離乳食と育児用ミルク」についてのご相談です。

 

Q. 2回食になって、育児用ミルクをあげるタイミングと量を悩んでいます

生後6カ月の男の子の育児中です。つい先日、離乳食を2回食にしました。完全育児用ミルクで、育児用ミルクは必ず3時間空けなければならないので、あげる時間と量について悩んでいます。20:00~6:00まで寝てくれるので夜の授乳はありません。1日900mlを4回から5回に分けてあげています。直前に育児用ミルクをあげてから寝かせたいので時間を逆算してあげていますが、昼寝したり出かけたりすると時間が狂ってしまって苦労しています。

 

離乳食の時間は、大人のお昼ごはんの時間と晩御飯の時間から大きくずらしたくないので11:00~12:00ごろと17:00~18:00ごろにしたいのですが、夜の離乳食をその時間にすると育児用ミルクの時間が合わなくなってしまいます。離乳食と育児用ミルクはワンセットですよね? 離乳食だけあげてもいいんでしょうか? できれば育児用ミルクはおなかが空いたらあげたいのですが、それだと時間の計算ができません。

 

離乳食の量は、育児用ミルク缶には1000ml/1日と書かれていますが、多いような気がして900ml/1日にしています。離乳食もたくさん食べます。身長、体重は成長曲線の真ん中くらいです。

矢部まり子管理栄養士からの回答

離乳食と育児用ミルクがワンセットという考えですが、離乳食をある程度食べるようになってきたら必ずワンセットとはいかなくなることがあります。離乳食だけのときがあってももちろん大丈夫ですので、お子さんの様子を見ながら調整してあげてくださいね。

 

また、1回に飲む育児用ミルクの量については、まだ満腹中枢が未完成ですし、与えるだけ飲んでしまう子が多いと思います。その後、吐き戻しなどはしないでしょうか? 吐き戻しをしなければ適量と判断していいかと思いますが、一度に多めにあげるより様子を見ながら少量ずつのほうがいいでしょう。


※参照元:ベビーカレンダー「管理栄養士に相談」コーナー〈 https://baby-calendar.jp/talk/category/tree/13/0

 

離乳食と育児用ミルクを与えるタイミング

個人差はありますが、だいたい生後5~6カ月くらいから始まる離乳食。これまで母乳や育児用ミルクだけで栄養摂取していたのが、離乳食とはいえ、やっと“食べもの”にチャレンジするという、成長を感じる瞬間の1つです。


ところで、そうなると意外と困るのが育児用ミルクの量やタイミングだったりします。こちらも個人差はありますが、だいたいの変化を月齢別に追っていきましょう。

 

生後5〜6カ月ごろ(離乳食初期)

この時期はおっぱい・育児用ミルクが80〜90%とほとんど。赤ちゃんがあまり食べなくても気にしすぎないようにしましょう。

 

離乳食と授乳はセットと考えて、授乳の前に食べさせます。最初は午前中か遅くない夕方の1回、1カ月たったら午前中と夕方の2回に。3~4時間以上間隔をあけるほうが食べてくれます。食事の時間帯を変えないことが大切です。

 

生後7〜8カ月ごろ(離乳食中期)

離乳食後のおっぱいや育児用ミルクは、赤ちゃんが欲しがるだけ飲ませましょう。離乳食が1日2回になると、栄養の約1/3は食事でとるように。離乳食の量が増えるにつれて、食後のおっぱいや育児用ミルクの量が減ってきます。

 

この時期になると離乳食を食べることがだんだん習慣化してきます。毎日同じ時間帯にあげることが大切です。

 

生後9〜11カ月ごろ(離乳食後期)

この時期になると栄養の半分以上を離乳食から摂るようになります。食べられる食材も増えるので、いろいろなメニューにチャレンジしていきましょう。

 

離乳食が3回に。授乳だけだった昼過ぎの時間帯にも食べさせます。きちんと食べるようになったら、大人の食事と同じ朝、昼、夜の時間帯に近付けましょう。ただし、できるだけ3回目が夜8時を過ぎないように。おっぱいやミルクは食後以外にも飲ませます。

 

1歳〜1歳6カ月ごろ(離乳食完了期)

朝、昼、夕の食事が大人と同じ時間帯になります。栄養の80%以上を離乳食からとるようになります。

 

ただ、卒乳すると3回の離乳食だけでは栄養をとりきれません。食事の間に1、2回補食を与えましょう。おやつは甘いものだけではなく、果物やふかしいも、ヨーグルトなどもおすすめです。

 


※参照元: ニュース(食・レシピ)「【月齢別】離乳食のスケジュール&おっぱい・育児用ミルクとの関係」〈 https://baby-calendar.jp/smilenews/detail/2959

 


離乳食が始まって育児用ミルクの量の調節に悩んでいるママさんは、一度こちらを参考にしてみてはいかがでしょうか。離乳食を始めることはママにとっても赤ちゃんにとっても初めてのことで、戸惑うこともあると思いますが、日々様子を見ながら、徐々に調節していけばいいと思いますよ。あまり悩みすぎず、初めての離乳食の時期を楽しんでくださいね。

 

ベビーカレンダーは、妊娠や育児のお悩みを抱えたママさんの強い味方でありたいと思っています。自分だけではどうしても解決できなかったとき、不安で仕方がないときは本物の助産師や管理栄養士がリアルタイムでお悩みや質問にお答えする『助産師に相談』『管理栄養士に相談』の掲示板をぜひご活用ください!

 

 

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