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今、すごい瞬間見たかも! 4人の子どもたちの成長を見届けられるのが幸せです

ベビーカレンダーでは、「子どもがいるっていいな」と思えた瞬間について、実際のママへのインタビューをスタート。今回は、4人のお子さんのママでもあり、専門家相談コーナーや専門家ライターとして活躍している助産師の高塚さんにお話を聞きました。

高塚安希子さんとお子さんの写真

 

ベビーカレンダーでは、「子どもがいるっていいな」と思えた瞬間について、実際のママへのインタビューをスタート。今回は、4人のお子さんのママでもあり、専門家相談コーナーや専門家ライターとして活躍している助産師の高塚さんにお話を聞きました。

 

高塚安希子さん
都内の看護大学にて保健師・助産師・看護師の資格を取得。大学卒業後、大学附属病院の総合周産期母子医療センターにて、助産師として妊娠期から産後のケア、新生児のケアに携わる。9年程勤務した後、出産を機に、横浜市内の総合病院にて勤務している。現在、7歳・5歳・3歳・1歳5カ月の4人の子どもの育児に日々奮闘中。

 

私にとっては「子ども4人」は自然な流れでした

ーお子さんが4人いらっしゃるとのことですが、元々子どもはたくさんほしいと思っていたのでしょうか?

 

【高塚さん】
私の周りの助産師だけかもしれないですけど、子だくさんの方が結構いて、子ども2人は少ないほう、3〜4人が当たり前みたいな雰囲気だったので、私も4人くらいはいてもいいかなと思っていました。

 

あと、助産師として仕事していく上で、経験があるというのは私にとっては役に立っています。実際に、出産する前と出産してからだと出産への関わり方もなんとなく違っていて。子育てにおいても、育児の悩みとかって知識では話せるんですけど、本当に実感があるかどうか、経験があるかどうかは大きいと思います。子どもが4人いれば、2人育児や3人育児で悩んでいる人にアドバイスするのにも役立つかなって。なので、経験として可能なら4人育てるのもいいのではと思いました。

 

ー4人の子育てはやっはり大変でしょうか。よくいう「赤ちゃん返り」とかってありましたか?

 

【高塚さん】
1番上の子は2人目が生まれたときに、「私もおっぱいが飲みたい」って言うことがありましたね。そんなときは「いいよ」って言って、2人同時に授乳をしました。赤ちゃん返りする時期って、下の子はまだ新生児なので、おなかがいっぱいでおむつがきれいであればママじゃなくても大丈夫。なので、下の子をパパや祖父母に見てもらい、意識的に上の子に関わるようにしていました。

 

今はそのお姉ちゃんがすごくしっかりしてきて、下の子のおむつを替えてくれたり、ごはんを食べさせてくれたりもします。ちょうど1番下の子が1歳5カ月で目が離せなくって。私が家事や他の子のお世話で手が離せないときには、お姉ちゃんに頼っています。結構ちゃんと見てくれるので本当に助かっています。

 

2番目や3番目の子たちも「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」扱いされるのが好きみたい。「さすがお兄ちゃんだね」「3歳になるとこんなことも自分でできるんだね」というとすすんでやってくれることが多いです。3番目の子はまだ幼稚園にも行っていないんですが、上の子2人が母の日などに絵や工作を私にプレゼントするのを真似して、同じように絵を描いてプレゼントしてくれるんです。

 

あと最近になって、一番下の子も「だっこ、だっこ」って言えるようになって。今までは、仕事帰りに祖父母の家にお迎えに行くと、2番目と3番目が争奪戦みたいに私のところに来るのを、呆気にとられて見ていただけだったんですが、やっと一緒に参戦できるくらいになりました(笑)。子どもたちが元気に迎えてくれると、待っていてくれたんだなってうれしくなりますね。

 

誕生日には主役の子のリクエストを聞くのが我が家流

ーそう言えば今日(3月19日)は、3番目のお子さんのお誕生日だったんですね。

 

【高塚さん】
そうなんです。今日は平日で夫の帰りが遅いので、お祝いは明日する予定。うちは誕生日には、その日の主役の子がメニューや行き先を全部決めるんです。「キドキドに行きたい」とか、「プレゼントのおもちゃを選びに行きたい」とか。長女はきっちりと朝ごはんから決めます。2番目の男の子も「朝ごはんはパンケーキ!」とか(笑)。明日は大きな公園に遊びに行って、夜はおうち焼肉です。

 

ー3歳でもしっかりリクエストするんですね(笑)。

 

そんなところも上を見習ってなのか「ケーキはアイスケーキがいい!」としっかりリクエストします。4人いるからこそ、そんな日が1年に1回くらいあってもいいかなって思っています。ただ、4人中3人が2〜3月生まれなので、クリスマスから3月までは、まとまった出費が続いてちょっと大変ですけどね(笑)。

 

子どもの成長を見届けられるのは親だけができる経験

ー助産師として仕事で赤ちゃんに接していて、「子どもっていいな」と思うのはどんなときでしょうか?

 

【高塚さん】
生まれたばかりの赤ちゃんは、まだおっぱいも上手に飲めなかったり、うまく眠れなかったり、吐きやすかったり、ある意味まだとても不器用な状態です。そんな不器用で純粋な状態の赤ちゃんに接していると、変な言い方ではありますが、とても母性が湧きます。

 

ーすごいですね! 私は初めて自分の子どもを見たときには不安で仕方なかったんですが……。

 

そうなんですね(笑)。仕事でたくさん赤ちゃんのお世話をしてきたので、慣れているっていうのはあるのかもしれないです。

 

ーでは、「自分に子どもがいてよかった」と思った瞬間などはありますか?

 

今は人生100年時代とも言われますよね。その人生の始まりの、ひとりでは生きられない、完全に他者に依存しなければ生きられない状況から、少しずつできることが増え、自立していく成長を見届けられるということは、親しかできないかけがえのない経験だと思います。

 

例えば、寝返りができないときとか、何回も何回もトライしてもできなくて、もどかしい段階ってあると思うんですけど、そういうのをあえて手伝わずに待って、ようやく赤ちゃんが自力で達成したのを見届けたときは感動的でした。「今、すごい瞬間見たなぁ」って思ったのを覚えています。

 

あと、ママ友ができたのもよかったことの1つです。大人になってから、今の悩みをわかり合える新しい友だちができてうれしかったですね。

 

ー助産師さんでも育児の悩みがあるんですね。

 

全然ありますよー。助産師は仕事のときだけで、普段は「私は助産師です」なんて思っていないので、普通のママと一緒。いろいろな人の意見や考えを聞くことで、そういう考えもあるんだなと教えてもらっています。それが、まわりまわってまた助産師の糧にもなっているんだと思います。

 


助産師でありながら、4人のお子さんのママでもある高塚さん。そんな育児経験豊富な高塚さんが書いた記事もぜひチェックしてみてくださいね。

 

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    著者プロファイル

    ライターサトウヨシコ

    大学卒業後、大手食品会社に勤務。未経験から編集者を目指し転職。その後、結婚と出産を経て妊娠・育児雑誌のディレクターに。WEBメディアの新規事業立ち上げをし、2017年に株式会社フラミンゴミンゴを設立し、現在は数々のメディアに携わっている。

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