短小腸症候群

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短小腸症候群【管理栄養士に相談(育児中)】
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ID: 49335

みどや 2019/06/19 09:39

四日前に出産しました。出産した次男が短小腸症候群となりそうです。出産日に手術した後、今はNICUにおり、退院時期も未定です。が、今出来ることをしたく、ここで質問させてもらいました。

将来のイメージをしたいのですが、
短小腸症候群となった場合で、
点滴栄養を離脱出来た場合、
食事回数を増やして、一回量を減らす必要がある。
流動食にする必要がある。
ビタミンB12の摂取を積極的にする必要がある。

の場合、

私にできることは何になるのでしょうか?
特にビタミンB12というのは、どんな食材に多く含まれていて、乳児にオススメのメニューはどんなものか、を教えてもらいたいです!

宜しくお願いします!

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  • [管理栄養士]

    みどやさん、こんにちは。
    管理栄養士の一藁と申します。

    ご出産おめでとうございます。
    現在息子さんはNICUで過ごされているのですね。
    短腸症候群になる可能性があるとのことで、将来をイメージした時にご不安になったり、色々気になることも沢山あるかと存じます。


    >短小腸症候群となった場合で、
    点滴栄養を離脱出来た場合、
    食事回数を増やして、一回量を減らす必要がある。
    流動食にする必要がある。
    ビタミンB12の摂取を積極的にする必要がある。
    の場合、
    私にできることは何になるのでしょうか?

    ⇒小腸は十二指腸と空腸、回腸からなるのですが、手術によってどの部分がどの程度残っているか、息子さんの病態、検査データ、栄養状態、年齢によっても
    治療や栄養管理の方法も違ってきます。

    乳児の場合、一般的にはTPNという輸液による栄養投与と、母乳を少量ずつ与え、
    離乳食は医師の指示に従って進めることになるかと思います。

    回腸はビタミンB12および胆汁酸の吸収する働きがあるため、
    回腸を多く切除した場合は、ビタミンB12や脂質、脂溶性ビタミン(ビタミンA・D・E・K)の吸収不良が起こりやすくなります。
    また、下痢が起こりやすいため水分や電解質の減少にも気を付けます。

    ミルクだと下痢をしやすいこともありますので、なるべく母乳を与えられるように母乳分泌を促すためのおっぱいマッサージなどのケアもされると良いと思います。


    >特にビタミンB12というのは、どんな食材に多く含まれていて、乳児にオススメのメニューはどんなものか、を教えてもらいたいです!

    ⇒ビタミンB12は動物性食品であるレバーや卵、乳製品(牛乳やチーズ)、貝類、サンマ、アジ、サバなどの魚類に多く含まれます。

    一般的に離乳食初期のころに食べられる動物性食品は固ゆでにした卵です。食物アレルギーの有無を確認するために少量から与えていきます。

    離乳食中期以降になり様々な動物性タンパク質を摂れるようになったら、レバーペーストや魚をミキサーにかけて食べやすくしたもの、粉ミルクや母乳を加えたポタージュなどを少量から与え、少しずつ慣らしていくと良いかと思います。

    当サイトの離乳食コーナーのページに離乳食の調理方法やレシピも載っていますので、ぜひ参考になさってください。

    ≪少量の離乳食を作るときの便利テクニック≫
    https://baby-calendar.jp/food-article-series/2

    ≪離乳食初期レシピ≫
    https://baby-calendar.jp/baby-food-recipe/category-4


    上記はあくまでも参考までに、息子さんに合った離乳食の開始時期や、与える食材、進め方については主治医や病院の管理栄養士の指示やアドバイスに従ってすすめてください。

    あまり具体的なアドバイスができず心苦しいのですが、少しでもみどやさんのお力になれたら幸いです。
    どうぞよろしくお願いいたします。

    管理栄養士:一藁暁子 2019/06/19 17:28

    ID: 395590

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  • 早速ありがとうございました。今日産院を退院でき、出産以来の、NICUの息子に会うことができました。息子の残小腸の具合は担当医者とタイミングが合わずまだ確認がとれていません。が、私の想像していた具合よりは良かったので、少し安心できました。
    ビタミンB12のほかに、脂溶性ビタミンの摂取不足もあり得るのですね。こちらについても、オススメの離乳食メニューを教えていただけますでしょうか。また、水分や電解質の減少に気をつけるというのは、水分や電解質をこまめに摂取する必要がある、と捉えればいいでしょうか?その場合、電解質というのは、乳児は何を摂取する必要があるのでしょうか?

    度々すみませんが、アドバイスいただきたくお願いします。

    みどろう 2019/06/19 23:35

    ID: 395700

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  • [管理栄養士]

    みどろうさん、お返事遅くなり申し訳ございません。
    息子さんにお会いすることができたのですね。
    ご様子を見て少し安心することができたとのこと良かったですね。


    追加のご質問についてお答えいたします。
    ・脂溶性ビタミンについて
    脂溶性ビタミンは体内に蓄積しますので、過剰摂取のリスクもありますので、
    今後お子さんがどのような方法で栄養摂取していくか(TPNや胃瘻などから胃に入れる経腸栄養剤、濃厚流動食など様々な方法があります。)によっては
    脂溶性ビタミンの過剰摂取にも気を付けなければならないので、必ず医師の指示のもと進めるようになさってください。

    脂溶性ビタミンはビタミンA・E・D・Kの4種類があります。

    ビタミンA(カロテン)は、レバー、卵黄、牛乳・乳製品、緑黄色野菜、バター
    ビタミンEはかぼちゃ、ほうれん草、ブロッコリー、アボカド、マグロ、ぶり、植物油
    ビタミンDは鮭、しらす、さんま、卵、しいたけ、まいたけ
    ビタミンKは納豆、大豆製品、ほうれん草、小松菜などの青菜、ブロッコリー、卵黄、ヒジキ、わかめ

    などの食品に多く含まれます。


    ・水分、電解質について
    乳児の場合は基本的には母乳や育児用ミルクで水分を摂っていきます。
    水やお茶は栄養が少なく、それらでお腹いっぱいになり母乳からの栄養摂取量が減ってしまうリスクがあるので基本的には1歳頃までは不要です。

    ただ、発熱や下痢が続いたとき、多量に汗をかいたとき、脱水症状が見られたり、脱水のリスクが高いときなどは、
    電解質の吸収率が高い市販の経口補水液(OS-1やアクアソリタ)や、病院で水・電解質輸液(点滴)で補っていきます。


    以上、ご参考までによろしくお願いいたします。

    管理栄養士:一藁暁子 2019/06/22 17:25

    ID: 396502

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