
私たち夫婦は、結婚が遅かったこともあり、子どもが生まれたのは、私が35歳を過ぎてから。決して若くはない子育てのスタートでした。なぜか昔の価値観に憧れて亭主関白ぶる夫とともに、日々年齢による体力の低下を感じながらも、初めての子育てに一生懸命取り組んでいました。
ところがある日、近所に住む60代のAさんが現れ、子育てや家庭についていろいろと指図をしてくるようになったのです。
もともとAさんは夫の知り合いで、私とはあまり面識がありません。Aさんの前ではにこやかに対応しましたが、正直なところ「この人は何者? 誰?」と思うほど、まったく記憶にない方でした。
しかし、Aさんは、息子の誕生をきっかけに、私たち家族に関心を示し、度々わが家を訪れるようになりました。慣れない子育てに励む中、初めは助言がありがたかったものの、Aさんは、頼みもしないおせっかいを「ありがたいでしょ?」と言わんばかりに繰り返すのです。次第にAさんの言動に対し、小さなストレスを感じるようになりました。






