出産を経て感じた、体調の変化
その後、ご縁があり娘を授かり、無事に出産しました。出産後しばらくしてから、バセドウ病に関連する甲状腺の数値が徐々に落ち着いていき、医師の判断で薬の服用量も減っていきました。現在は服薬の必要がなく、体調も安定した状態を保っています。
まとめ
健康診断で突然告げられた病名。当時は不安の連続でしたが、治療を続け、出産という転機を経て、現在は薬を飲まずに過ごせています。甲状腺の病気は、妊娠や出産を機に体調が大きく変化することも多いようです。私の場合は幸い数値が落ち着きましたが、経過は人それぞれだからこそ、医師と相談しながら慎重に向き合う大切さを実感しました。
あのとき、異変を見過ごさず治療を始めていなければ、今の穏やかな毎日はなかったかもしれません。早めの受診と適切な治療こそが、自分らしい未来を守る近道です。今の健康を当たり前だと思わず、これからも自分の体と丁寧に向き合いながら、前向きに過ごしていきたいです。
医師による解説:バセドウ病のサインと妊娠への影響
健康診断で見つかることも多いバセドウ病。動悸や体重減少などのサインを見逃さず、内分泌内科を受診しましょう。適切な管理で、妊娠や出産も十分に目指せます。
「小さな異変」を見逃さないで
バセドウ病は、新陳代謝を促す甲状腺ホルモンが過剰になる病気です。動悸、手の震え、食べているのに体重が減る、といった症状は「疲れのせい」と見過ごされがちですが、これらは体からの重要なサインです。少しでも違和感があれば、早めに内分泌内科を受診しましょう。
適切なコントロールで妊娠・出産は可能
「妊娠は難しい」と告げられるとショックを受けるかもしれませんが、適切な治療でホルモン数値を安定させれば、多くの場合、安全に妊娠・出産を目指せます。主治医と相談しながら、計画的に治療を進めることが大切です。
産前産後は「自己判断」が最も危険
今回の体験談のように産後に体調が落ち着く方もいれば、逆に悪化(再燃)する方もいます。ホルモンバランスが激変する時期だからこそ、自己判断で薬をやめたり通院を中断したりせず、専門医による継続的な管理を欠かさないようにしてください。
監修/菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)
地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。
著者: 飯森かなで/20代女性・会社員
イラスト:ほや助
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)








