
目的地までは電車で数駅の距離で、息子と一緒に静かに席に座っていました。私たちの前に立った年配の女性のひと言で、周囲の空気が変わっていくのを感じました。何事もなく過ぎるはずだった時間は、思わぬ流れになっていきました。
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妊娠中に向かった市役所
第二子を妊娠して5カ月が過ぎたころのことです。当時は体調があまり良くない日が続いていました。それでも、どうしても隣町の市役所に行かなければならない用事があり、5歳の息子と一緒に電車に乗ることにしました。立っているのがつらかったため、空いていた優先席に座り、できるだけ静かに過ごしていました。
近づいてくる気配
しばらくすると、つえをついた年配の女性が目の前で立ち止まりました。何か言われるのだろうかと思った次の瞬間、私の足をドンドン突き、痛いくらいにたたいてきて、「どけ!座らせろ!」と強い口調で怒鳴られました。
妊娠中で体調が万全ではない中、きつい言葉を向けられ続け、その場に居続けることが次第につらくなっていきました。周囲の視線も気になり、これ以上は耐えられないと感じて、私は席を譲ることにしました。








