
私は56歳の兼業主婦。夫に先立たれ、パートを掛け持ちしながら家事をこなす日々を送っています。娘のB子は真面目で親孝行な子に育ってくれましたが、長男のA男は昔から手の焼ける子でした。30歳を超えて実家を出た今も、その奔放さは変わらず……。
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突然の結婚報告
ある日曜日、A男が久しぶりに、派手な女性を連れて帰宅しました。「C美でーす」と名乗った彼女に戸惑う中、A男は軽い調子で「俺さ、C美ちゃんと結婚したんだ。もう婚姻届も出してきたから」と宣言しました。
絶句する私に、C美さんは腕を組んだまま言い放ちました。
「毎月10万円、彼が仕送りしてるんですよね? 親が子どもを頼るなんて、ありえなーい!」
「今後も一切、私たちを頼らないでください。介護とかも面倒なんで!」
A男も彼女に従うばかり。2人は嵐のように去っていきました。
頼もしい味方
そんな中、B子が婚約者を家に連れてきました。大手企業の法務部に勤める彼は、冷静で誠実な青年でした。B子から事情を聞いた彼は、私たちの状況を見かねて、ある提案をしてくれました。
「お兄さんの生活を裏で支え続けるのは、もう終わりにしましょう。すべてを整理するお手伝いをさせてください」
実は、A男は家賃や光熱費など、生活費の多くを私名義のクレジットカードで支払っていました。私は「親なのだから仕方ない」と、これまでパートを掛け持ちしながら必死に返済してきたのです。
そして、C美さんに「仕送り」と説明しているらしい10万円は、返済額のほんの一部。毎月振り込んできていましたが、実際にはまったく足りておらず、私が足りない分を支払っていました。
B子からも「お母さんがすべてを背負う必要はない」という後押しがあり、私はついにA男への援助をやめる決意ができたのです。








