便器の水が真っ赤になるほどの出血

社会人になって3年目のころ、トイレで用を足すと血が出ることが続きました。最初は「切れてしまったのかな? まぁそのうち治るだろう」と気楽に考え放置していたのですが、日に日に出血量が多くなっていったのです……。
病院に行こうか市販薬を買おうか迷っていたのですが、ある日とうとう便器の水が真っ赤になるほどの出血が! 市販薬では心もとないと思い、「肛門クリニック」へ行くことにしました。
気楽に受診したら思いがけない状況に
「ちょっと見てもらって塗り薬が出て終わりだろう」と軽い気持ちでいたところ、医師は「あ、これは!」という反応でした。診察だけでは終わらず、「時間があるなら今日やろう」とのことで、そのまま大腸の内視鏡検査をすることに。
診断結果は「潰瘍性大腸炎」。国から難病指定されている病気です。元首相の持病とのことで名が知られていますが、当時は初めて聞く病名でした。
幸い自分の病状は、直腸型という腸の炎症部位が限定されたタイプだったので日常生活にそれほど影響はありませんでした。それでも粘液が肛門近くに下りてくるせいで何度も便意を催し、仕事を中断してトイレに駆け込むことに。
食事制限もありませんでしたが、炭酸飲料や辛い物を飲食した後は、少し病状が悪くなっていた気がします。今まで意識していませんでしたが、腸に刺激のあるなしが顕著にわかって勉強になりました。
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それから10年以上たった今では、寒い時期に少し粘液が出るくらいで寛解状態ですが、いまだに発症原因は不明です。家族にも同じ病気の人はいないし、本当にいきなり症状が出たという状況でした。何事も他人事ではないと実感し、体に気をつかおうと思わされた一件です。定期的に大腸内視鏡検査を受けるきっかけになっているので、悪いことだけではなかったなと思っています。
監修/里村仁志先生(里村クリニック院長)
消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。
著者:野々村きいろ/30代女性・会社員
まとめ
体験談を紹介した2人に共通しているのは、「まさか自分が」という驚きです。身に覚えのない不調に戸惑いながらも、放置せずに専門医を頼ったことが早期発見につながりました。セルフケアをしても改善しないなど、体の異常は楽観視しないことが大切だと言えます。受診をして、何もなかったらそれで良し。何よりも代えがたい「自分自身の日常」を守るために、健康第一の視点を大切にしていきたいですね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています







