
非喫煙者の妻にとって、夫のたばこは単なる嗜好品ではなく、健康被害や裏切りに近いストレスの元凶となることも少なくありません。「どうして家族の健康のことを考えてくれないの?」。喫煙を巡る夫婦の深い溝を、3人の体験談で紹介します。
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ウソを重ねていた夫へのやりきれなさ

結婚してから30年間、夫は「低血圧だから朝が苦手なんだ」と言っていました。その言葉を信じて、早起きができなくても責めることはありませんでした。私の中では、夫の言葉を信じるのは当たり前のことになっていたのです。
ある日、夫に手術が必要になり、病院で検査を受けました。すると血圧計の数値は「210」。最高血圧(収縮期)が210mmHgに達しており、医師からは即時対応が必要と言われました。夫がずっと言っていた「低血圧」は事実ではなかったのです。私は混乱してしまいました。
そのとき、もう一つの事実もわかりました。禁煙したと言っていたのに、ずっと隠れてたばこを吸っていたのです。小さなことのように思えても、長年信じてきたものが揺らいだ瞬間でした。
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信頼は、積み重ねるよりも壊れるほうが早いのだと痛感しました。長い年月を一緒に過ごしても、ウソが一つ混ざるだけで全部が揺らいでしまうこともあると思います。この出来事から、夫を信じ続けてきた自分への悔しさが残りました。
著者:間々田和子/60代女性・主婦
イラスト:アゲちゃん








