
夫と義母の仲が良いのは素晴らしいことです。しかし夫が妻よりも義母を優先し、また義母からも「息子を奪ったライバル」のように見られてしまったら、妻としての立場はなくなります。親離れ子離れできない夫・義母を前に妻はどう立ち向かったのか? 2人の体験談を紹介します。
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相手の嫌な部分が見え隠れ…でも我慢して結婚

友人は、同級生の結婚・出産報告を聞くたび、劣等感にさいなまれていたそうです。そこで意を決してマッチングアプリに登録。後の夫となるAと出会いました。
彼は写真よりもさわやかで、友人は一目ぼれ。交際まで進んだのですが、Aは自慢話が多く、人に厳しく自分に甘い人。また、「そんなことも知らないの」「だから彼氏できなかったんだ」「料理下手くそすぎるよ」などと、何かにつけ友人をバカにします。Aの態度が気になったものの、友人は結婚したいので我慢しました。
後日、結婚前にAの両親と顔合わせ。「結婚するなんてお母さん寂しい」「いつでも遊びにおいでよ」など、Aと母親は親離れ子離れができていないようでした。違和感を覚えましたが、ここでも我慢して、晴れて35歳でAと結婚したのです。
結婚から約1カ月後のある日の夕方、アポなしで義母が訪問。友人がなんとか一汁三菜作り終えると、義母は「見た目はまあまあ。いただきます」とひと口。「なんか塩っ気が強いわね」と顔をしかめます。Aも「そうなんだよ。いつも味がイマイチだから母さんの手料理が恋しいよ」と言うのです。
「同居して鍛えてあげる」義母の言葉にぼうぜん
さらに義母は「そうだ、同居すれば私が料理の基本から教えるし、息子も私のごはんを食べられるから一石二鳥じゃない」と言いだしたのです。
「ど、同居?」と友人は驚きます。「同居がイヤなの? 前から思ってたけど、あなたって、さえないのよね」と義母が言えば、Aも「女としての魅力ないし、母さんにゼロからたたき込んでもらいなよ」と同調。
友人はいたたまれなくなり、「たしかに料理は下手だけど、人格まで否定されるんですね。親子そろって人をバカにして楽しいですか? 今までAさんの小言を我慢してたけど、こんな生活つらいです」と言ったそう。
すると、夫が「じゃあ、離婚しようぜ。正直、飯も微妙だし、お前と一緒にいても全然楽しくない」と吐き捨てると、義母も「そうね。無理なら別れたほうがいいわ」とうなずくので、友人は泣いて家を飛び出したそうです。
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その後、2人の離婚が成立し、約3カ月の結婚生活が終わりました。相手の態度に違和感があったにもかかわらず、焦りから我慢して結婚してしまったことを友人は後悔しています。
もちろん、100%完璧な人などいませんが、思いやりのない相手と結婚生活を続け、心を病んでしまうより、傷が浅いうちに離婚したことは間違いではなかったでしょう。今後、友人が幸せに暮らしてくれることを願うばかりです。
著者:山﨑みさ/30代女性・ライター。産後の物忘れの悪化に悩む、2018年生まれの男の子と2022年生まれの女の子のママ。趣味は甘い物を食べること、緩く宅トレをすること。
イラスト:へそ








