
アラフォーの私は年齢を重ねてもまだまだ元気で、体の不調はどこか他人事のように感じていました。多少の無理をしても回復するのが当たり前で、好きなものを好きなだけ食べられる日常がずっと続くと思っていたのです。そんな私が、ある日突然「硬いものがかめないかもしれない」という現実に直面しました。きっかけは、昔から続く「食いしばり癖」でした。【医師解説あり】
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昔から食いしばりが強かった私
私は昔から歯ぎしりや食いしばりが強く、「夜の歯ぎしりがうるさい」と、家族にも指摘されるほどでした。それでも若いころから大きなトラブルはなく、日常生活に支障はありませんでした。
ところが2025年、虫歯の痛みをきっかけに治療を受けてから、なぜかほかの歯まで次々と痛み始めたのです。
最初は治療直後の違和感かと思いましたが、日を追うごとにかんだ瞬間の鋭い痛みが増していきました。どうやら長年の食いしばりによって歯への負担が蓄積し、細かな亀裂やダメージが表面化したようでした。
好きな食べ物がかめないという恐怖
かみ合わせのわずかなズレで、歯にかかる圧力は大きく変わるそうです。体調が悪い日は、ナッツやフランスパンのような硬いものを口にした瞬間、電気が走るような痛みに襲われました。
食べることが好きな私にとって、それは想像以上にショックでした。まだ40代なのに、この先ずっと柔らかいものしか食べられないのではないか……。そんな不安でサーっと血の気が引くような感覚になりました。
落ち込んでいたある日、家族と一緒にハヤシライスとスープを食べました。夫が「これなら食べられる? おいしいね」と言ってくれて、年がいもなく涙が。
柔らかくても満足できる食事があると示してくれたことが、静かに心に染みました。うれしさと同時に、やはり健康な歯で食事を楽しみたいという気持ちも強くなりました。








