
ひどいせきが続く風邪で寝込んだ後、飲み慣れたビタミン剤が喉に引っかかったことから、これまで考えもしなかった怖い体験をしました。薬が喉に留まることで起こる症状への恐怖だけでなく、飲み込む力の低下や口の中の渇きなど、年齢を感じずにはいられない体の変化についても考えさせられた出来事をお話しします。【医師解説あり】
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ビタミン剤が喉に引っかかった!
先日、38度の発熱と腹筋が痛くなるほどのひどいせきが続き、4日間寝込みました。すぐに内科を受診して、インフルエンザと新型コロナの検査をしましたが、どちらも陰性。風邪と診断されて解熱剤とせき止めを処方してもらいました。
全国的に空気が乾燥していることがニュースでも取り上げられていた時期でしたが、家の加湿器は壊れていて使えず、室内はカラカラ。湿度が40%を切っていることもあり、口も喉も乾燥ぎみで、それもせきが止まらない原因の一つのようでした。
熱が下がって数日たったある日のことです。夕食後、処方された薬を飲んでから、毎日服用している口内炎予防のビタミン剤を1粒飲もうとすると、錠剤が喉に引っかかる感じがしました。慌てて水をごくごくと飲んでみましたが、錠剤が動く感覚はあったものの、つかえた違和感は消えませんでした。
「でも、ビタミン剤だからそのうち溶けてなくなるのでは?」と軽く考えた私は、あまり気にせずその日は寝てしまいました。
翌朝も続く喉の違和感
翌朝起きても、喉の違和感は消えていませんでした。「ここに錠剤がある」と外側から指し示すことができるほど、その違和感ははっきりしていました。私は急に心配になって、スマホで「薬が喉に引っかかって取れない」と検索してみました。
すると、「喉の粘膜が乾いているときや、加齢などで嚥下機能が低下することで、引っかかりやすくなる」と書かれていました。普段私は1粒くらいの錠剤であれば、水なしでも飲み込めるくらいなので、状況的に理由はまさしく前者。
そして、薬が引っかかりやすい場所を表した図を見ると、私の場合、気管の入り口にある「喉頭蓋(こうとうがい)」という場所に引っ掛かっているらしいことがわかりました。
「喉頭蓋」の写真を見ると、花びらのような出っ張りがあり、その手前(舌側)には「喉頭蓋谷(こうとうがいこく)」というくぼみがあります。このくぼみに薬が引っかかっている写真が何枚も出てきました。
対処法は「たくさんの水で流し込む、ご飯などを少し飲み込む」と書いてありましたが、それは昨晩実践済み。このまま薬が喉に残っていると、「その部分に傷や潰瘍(粘膜や皮膚の表面が深く削れてしまった状態)ができる可能性がある」と怖いことが書かれていたので、私は青ざめました。








