
私は35歳の公務員。ある日、父が倒れて救急搬送されたと連絡が入り、私は急いで病院へ向かいました。ところが、その道中で思いも寄らない出来事に巻き込まれてしまったのです――。
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一時停止したのに…
父の容体が心配で、急いで車を走らせていた私。とはいえ、法定速度や交通ルールは守り、安全運転を心がけていました。普段通らない交差点に差しかかったとき、一時停止の標識を確認し、しっかり停止して左右を確認。
そのまま発進しようとした瞬間、突然、目の前に人影が飛び出してきました。慌ててブレーキを踏むと、そこにいたのは警察官の制服を着た男性でした。
窓をノックされ、開けると彼は不敵に笑いながら言いました。
「今、一時停止していなかったよね?」
警察官を名乗る男に止められて
突然の言葉に、私は一瞬動揺しました。しかし、警察官にしては言葉遣いが妙に軽く、制服に目をやると、帯革には装備品が一切ついておらず、名札の名前の書体もどこか違和感がありました。
私は深呼吸をして、相手の名札を正面から見ると、そこに書かれていた名前は、見覚えのないものでした。
「どちらの署の方ですか?」
冷静に尋ねると、相手は一瞬言葉に詰まったのです。
私はその様子を見て確信しました。父はかつて交通課に長く勤務し、私にも交通ルールのイロハを厳しく教えてくれた。本物の警察官なら、もっと事務的に、粛々と手続きを進めるはずです。








