
手の内側が少しかゆいだけだったので、軽い手湿疹(てしっしん/手に起こる湿疹で、かゆみや赤み、ひび割れなどが出る皮膚の炎症)だと思っていました。ところが、症状は少しずつ悪化し、思いも寄らない検査を受けることになったのです。【医師解説あり】
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手湿疹だと思っていた私の異変
最初は、手の内側にもぞもぞとしたかゆみがある程度でした。病院へ行くほどではないと思っていたのですが、ちょうど子どもの受診があったため、私もついでに診てもらうことにしました。そのときの診断は、手湿疹でした。ステロイドの塗り薬を処方され、しばらく使えばよくなるだろうと思っていたのです。
ところが、症状は治るどころか少しずつ悪化していきました。足の甲や足の指まで強くかゆくなり、色素沈着するほどかきむしってしまい、その周りには赤い輪のような模様までできてきたのです。再び受診しても、やはり湿疹だと言われました。長くステロイドを使うことに不安を覚えて尋ねると、今度はステロイドの入っていない保湿剤が処方されましたが、それでも改善しませんでした。
そんなある日、職場の先輩が私の手荒れに気付き、セカンドオピニオンをすすめてくれました。
症状が広がり、大学病院で検査することに
ほかの病院を受診するころには、指や顔まで腫れてきていました。指はパソコンを打つのも痛く、階段の上り下りをすると足がだるく、気持ちとは裏腹に体が思うように動かなくなってきたのです。
その病院では、環状紅斑(かんじょうこうはん/皮膚に赤い輪のような発疹が現れる症状)だと診断されました。ただ、「塗り薬で治らなければ、大きい病院で検査したほうがいい」とも言われたのです。やはり症状は改善せず、血液検査を受けることになりました。
すると、膠原病(こうげんびょう/免疫の異常などによって、皮膚や筋肉、血管、内臓など全身に炎症が起こる病気の総称)が疑われる数値が出て、大学病院を紹介されました。
大学病院ではたくさんの検査を受けました。メカニックスハンドという症状から、膠原病の一つである皮膚筋炎(ひふきんえん/皮膚や筋肉に炎症が起こり、筋力低下などを引き起こす病気)の疑いがあることはわかりましたが、通常の検査では決め手になる結果が出ませんでした。
そのため入院して検査をすることになったのですが、私は数日程度だと思っていました。ところが、実際には1カ月の検査入院だと聞かされ、とても驚きました。








