
ドライアイやドライマウスに加え、2年余り前から強くなった皮膚の炎症や指の変色。持病による不調と闘う私は、「一刻も早くこの痛みと見た目をどうにかしたい」と切実に願っていました。そんなある日、評判の皮膚科を受診したところ、医師から返ってきたのは「焦らずゆっくり治しましょう」という思わぬひと言。即効性を求める私は不満を募らせますが……。【医師解説あり】
★関連記事:「指先が紫に変色してる」40代の私を襲った異変と腎臓の持病、病院で判明した思いも寄らぬ病名とは
せめて手指の見た目だけでもきれいにしたい…
40代の私が、シェーグレン症候群と診断されたのは数年前。シェーグレン症候群とは、自分の免疫が誤って涙腺や唾液腺を攻撃し、慢性的なドライアイやドライマウスを起こす自己免疫疾患のことです。
極度の血流障害や、ドライスキンもあり、季節を問わず手指が荒れたり変色したりするのが大きな悩みになっています。さらに2年ほど前からは、しびれやこわばりなどの症状も。爪の両端に穴が開くように傷ができる、指の表面の皮がぽつぽつと丸く剥がれるなど、手洗いのがおっくうになるほど痛みがひどいこともあります。
総合病院の皮膚科で、血流をよくする薬やステロイド剤を処方されるも、少し治ってはまたぶり返すばかり……。手指の見た目が悪いことがどうしても気になる私は、せめて皮膚の表面だけは、少しでもきれいにしたいという思いが強まるばかりでした。
そんなある日、知人から「最近できた、駅前の皮膚クリニックが評判いいよ」との情報が。私は皮膚表面の改善に期待を寄せ、すがる思いで行ってみることにしたのです。
「病院変えたのに意味ない…」診療方針に落胆
総合病院との重複受診で拒否されるのを恐れましたが、クリニックで持病のことや手指の現状を話すと、理解して診療を引き受けてくれました。
医師は私の手を見ると、こう言います。
「手指が荒れている原因は菌などではないようです。あなたの場合、シェーグレン症候群という持病によって、ひどい皮膚の炎症(手荒れ)が起きている。だから、非ステロイドの治療薬を使って、焦らずゆっくり治していきましょう」
私は、「え、非ステロイド?」「ゆっくり治す?」と内心驚きました。病院を変えてみれば少しは早く治るかも! と期待をしていたため、ゆっくり治すという治療方針に疑問を覚えたのです。
しかし医師は、「非ステロイド剤を使い、ゆっくりだけど確実に治していくほうが、皮膚への負担も小さいでしょう」と説明します。私は、ちょっと落胆しました。「病院を変えても、意味がなかったかな。失敗したかも」と思いつつも、この期に及んで拒否できず、診療の方針に同意。看護師からクリームの使い方・塗り方の細かい指導を受け、帰宅しました。








