
当時、私は28歳で一人暮らしの会社員。5年付き合った彼との結婚を考え、思い切って逆プロポーズをしました。しかしその直後、彼は突然連絡を絶ち――。10年後、再び現れた元恋人の言葉に、私はあぜんとすることになったのです。
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勇気を出した逆プロポーズと、突然の音信不通
私は自宅に彼を招き、思い切って気持ちを伝えました。
「私と結婚してくれませんか?」
すると彼は少し驚いた様子で、「うれしいけど、大事なことだから少し考えさせてほしい」と答えました。
その日はそれで別れましたが、それを最後に彼とは連絡が取れなくなりました。電話もメッセージもつながらず、やがて完全に音信不通に。理由もわからないまま関係は終わり、私は大きなショックを受けました。
10年後の再会
それから10年。私は仕事に打ち込み、今では部門責任者として忙しく働いていました。
ある日、会社の外に出たところで「やっと会えた」というどこか聞き覚えのある声が聞こえました。振り返ると、そこにいたのは10年前に姿を消した彼でした。そして彼は、まるで時間が止まっていたかのようにこう言ったのです。
「ずっと考えてたんだ。あのときの返事、ちゃんとする。結婚しよう」
あまりにも身勝手な言葉に、私は言葉を失いました。しかし彼はこう続けます。
「正直、あのときは結婚の覚悟がなかった。でも最近になって、いろいろあってさ」「今、部長なんだろ? すごいよな。忙しいんじゃない?」と言いながら、彼は私の仕事のことをやけに詳しく話し始めました。
最後にあんな不誠実な態度を取ってきた彼が本当に10年も私のことを考えていたとは思えません。そして私は悟りました。彼はきっと、私のことを頼ろうとした近付いてきただけだと。







