
世代や価値観の異なる義母との関係性。時に、価値観の違いから、義母の振る舞いにギョッとしてしまうことも。そうした中で、嫁たちはどのように気持ちを整理し、義母に向き合ったのでしょうか。3人の体験談を紹介します。
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たばこをやめてほしいと伝えたら

妊娠がわかって少し落ち着いたころ、夫と一緒に義実家へ行きました。義母は私が妊娠していることを知っていながら、目の前でたばこを吸っていました。部屋に煙が広がり、胸の奥がモヤっとしました。妊娠中の受動喫煙は胎児や子どもに影響することがあると知っていたため、私は不安を感じました。
勇気を出して「妊娠中なので、ここではやめてもらえますか?」と伝えました。すると義母は、昔は今ほど気にしなかったというような反応をし、軽く受け流そうとしました。妊娠中の私の不安をわかってもらえなかったようで、私は言葉を失いました。
私が黙り込んだ瞬間、夫が真っすぐ義母を見て言いました。
「妊娠中の妻の前で吸い続けるなら、もうこの家には来ないし、結婚式にも呼ばない」
そのはっきりとしたひと言に、部屋の雰囲気がピンと張りつめました。義母は驚いたようにたばこを消し、静かな部屋に、たばこのにおいだけが残りました。あの瞬間、胸のつかえがスッと下りたのを覚えています。
その日を境に、義母は妊娠中も出産後も、私や子どもの前では一切たばこを吸わなくなりました。夫の言葉がきっかけで、義母も少しずつ考え方を変えてくれたように思います。
◇◇◇◇◇
あのとき夫がはっきり言ってくれたおかげで、義母とのその後の関係を大きくこじらせずに済み、何よりおなかの子の健康を守ることができました。自分ひとりでは言いづらいことも、夫婦で足並みをそろえてきぜんと伝えることの大切さを学んだ出来事であり、夫の行動に心から救われました。
著者:松岡はるか/20代女性・会社員
イラスト:サトウユカ








