
私は35歳の専業主婦です。同い年の夫と、2年前に知人の紹介で知り合って結婚しました。夫の強い希望もあり、結婚を機にそれまで勤めていた会社を退職。現在は夫婦2人で暮らしています。物静かな夫との生活は穏やかで、夫婦仲も悪くないと思っていました。けれど、結婚してしばらくたったころから、あることが気になるようになったのです。それは、夫の叔父の存在でした。
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夫が隠していた叔父への援助
夫の叔父は、亡くなった義父の弟にあたる人です。現在は50代半ばで、親族の間でも何かと心配されている存在だと聞いていました。
義母の話では、叔父は若いころ、義父の実家が近かったこともあり、父を亡くした夫の遊び相手になってくれたり、進学や就職の相談に乗ってくれたりしたこともあったそうです。夫にとっては、父親代わりのように慕っていた時期もある相手でした。
けれど、年齢を重ねるにつれて仕事が長続きしなくなり、ギャンブルにお金を使ってしまうことも増えたのだとか。夫が社会人になったころからは、今度は叔父のほうが夫にお金を借りようとするようになったそうです。
夫に確認しても、返ってくるのは「お金は渡していないよ」のひと言だけ。けれど生活費用の口座からまとまった額が引き出されていたり、夫の説明があいまいだったりして、一緒に暮らしていれば違和感を覚えることもありました。
私は「本当に渡していないならいいけれど、家計に関わることだから、もしお金を渡すなら事前に相談してほしい」と、何度か伝えていました。
私は、叔父との関係を頭ごなしに否定したいわけではありませんでした。ただ、夫婦の生活費に関わることを私に隠したまま続けるのは違う。そう感じていたのです。
法事の席で見えた叔父の本性
そんなある日、夫の実家で法事がおこなわれ、親族が集まりました。私たち夫婦は結婚式を挙げず、両家へのあいさつも近しい家族だけで済ませたため、私は夫側の親族とはほとんど顔を合わせたことがなく、叔父を含めて、直接顔を合わせるのが初めての人も少なくありませんでした。
出迎えてくれた義母は、いつも通りやさしい笑顔でした。義母は私にも気をつかってくれる人で、義実家で唯一、気兼ねなく話せる存在です。
「お義母さん、こんにちは。何かお手伝いしますね」と言って台所へ向かおうとしたとき、奥の部屋から大きな声が聞こえてきました。
「今日は飲むぞ! せっかく集まったんだから、遠慮するなよ!」
「誰だろう……」と思っていると、義母から、大声の主は叔父だと教えられました。法事の後の会食とはいえ、叔父はすっかり気が大きくなっている様子。義母も困った顔をしていました。
さらに叔父は夫を見つけると、「お前も飲めよ」と声をかけました。夫は「車で来ているから」と断ったのですが、叔父は笑いながら「奥さんに運転してもらえばいいだろ」と言いました。すると夫は、少し迷っただけで「じゃあ少しだけ」とお酒を飲み始めてしまったのです。
帰りに私が運転すること自体は構いませんでした。夫の親族の集まりですし、夫が少しお酒を飲みたい気持ちもわかります。ただ、叔父が私を当然のように運転手扱いしたこと、そして夫が私にひと言も確認せずに飲み始めたことが、引っかかりました。
そしてそれ以上に、夫が叔父に強く言われるとすぐ流されてしまうことに不安を感じました。
その後も私は、親戚へのあいさつをしたり、叔父にお酌を求められたりと、落ち着かない時間を過ごすことに。義母の手伝いを口実に台所へ下がると、ようやく少し息がつけた気がしました。








