
結婚して数年、仕事に追われるうちに夫との会話は減り、家の中には重い空気が漂うようになりました。夫が残した短い書き置きが、すれ違いの深さに気付くきっかけになったのです。
★関連記事:「どうしてドアを開けてくれないの?」重い荷物を運ぶ私を放置した夫に感じた価値観のズレ
「家にいても落ち着かない」
結婚して数年たったころ、私は仕事に追われ、夫とゆっくり話す時間が減っていました。起きている時間のほとんどを仕事に費やし、気付けば、夫とは「ただ同じ家に住んでいるだけ」のような関係になっていたのです。
そんなある日、夫が突然、「最近、家にいても落ち着かない」と口にしました。
私は驚きながらも、心のどこかで「そんな大げさな……」と軽く受け止めていました。
しかし、それから夫がいら立つことが増え、ささいなことでぶつかる日が続きました。私も仕事のストレスがたまっていたため、「どうしてわかってくれないの」と言い返し、家の中は次第に険悪な雰囲気になっていきました。
「距離を置きたい」と荷造り
言い争いが続く中、夫はついに「しばらく距離を置きたい」と言い、荷物をまとめ始めました。
目の前で荷造りをする夫の姿を見て、私は胸が締め付けられるような思いになりました。それでも、どのように声をかければよいのかわからないまま、夫を引き止めることができませんでした。
夫は書き置きを残し、そのまま実家へ帰っていきました。
夫がいなくなった日の夜、私は一人きりになった部屋で、残されていたメモを読みました。








