マンガ家・イラストレーターの和田フミ江さんが、喉元の違和感をきっかけに甲状腺腫瘍が見つかり、検査や手術、結果待ちの日々に向き合った体験マンガ。
喉元の出っ張りが気になり、総合病院を受診した和田さん。甲状腺にできた腫瘍について「手術で摘出する方針になる」と説明され、手術を受けました。術後、傷口を覆っていたテープが透明のものに貼り替えられると、思っていたより目立つ傷痕に驚き、急に人目が気になるようになりました。
プライバシーはないのかい?(泣)
退院前の診察で、鼻からの内視鏡に痛みを感じ、鼻血も出てしまった和田さん。後日の診察では痛みも鼻血もなかったため、対応の違いにモヤモヤが残りました。
その後、4泊5日の入院生活を終え、退院することに。入院前に心配していたのは、同じ病室にいびきをかく人や、しょっちゅう話しかけてくる人がいたらどうしようということでした。しかし、同室の方たちはそれぞれ静かに過ごしていたので、病室ではおおむね気楽でした。ただ、困ったこともありました。

古い病院だったせいか、病室の前にある小さなトイレが男女兼用でした。
最初は誰もいないときを見計らって利用したのですが、いつ誰が来るかわからない上、男性用の小便器も丸見えで、「これは無理だ……」となりました。
それ以降は、病室から少し離れた男女別のトイレまで、いちいち行くようになりました。これが地味に面倒でした。
また、一度だけシャワーを浴びたのですが、入り口に入浴時間を書いておいたにもかかわらず、なぜか看護師さんが浴室へやって来て、突然ドアを開けられました。
この浴室もトイレと同じく男女兼用でした。手違いで誰かが入ってきたらどうしようと、不安な気持ちで入浴していたので、突然ドアをガラッと開けられて、とても驚きました。
そんなわけで、退院が決まったときはとてもホッとしたのを覚えています。
とはいえ、手術で摘出した組織の検査結果はまだ出ていなかったので、診察の日まではなんとなく落ち着かない気持ちでした。
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トイレや入浴は、とても私的な時間だからこそ、落ち着ける環境かどうかが気になりますよね。手術後の経過が順調だったことは何よりですが、入院生活では設備面で戸惑うこともあるのだと気付かされました。
監修/鷲尾有司先生(わしお耳鼻咽喉科 院長)
日本耳鼻咽喉科学会認定専門医、日本アレルギー学会認定専門医。大阪市立大学医学部卒業。大阪市立大学大学院医学研究科外科系専攻を修了し、通年性アレルギー性鼻炎に対する免疫療法で医学博士取得。2011年に兵庫県西宮市に「わしお耳鼻咽喉科」開院。
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