せきが2ヶ月以上続き喘息が心配です

長引くせきには、さまざまな原因が考えられます。せきが長引く代表的な病気には、百日ぜきやマイコプラズマ肺炎がありますし、風邪や気管支炎をこじらせてしまった場合もそうです。また副鼻腔炎や、のどに落ちた鼻汁の刺激でせきが続く場合もあります。その他、気管支喘息や気道にとどまった異物が原因となったり、胃食道逆流現象や心因性のものでせきが続く場合もあります。
診察時に、乾いた感じのせきか湿った感じのせきか、せきの出やすい時間帯はいつ頃か、発熱の有無、家族のアレルギー歴などを聞くことである程度原因を絞り込み、さらに必要に応じてレントゲン撮影や血液検査で詳しく検査します。副鼻腔炎の可能性が高い場合には小児科では診断がつきにくいため、耳鼻科を受診されるといいでしょう。
予防には、まずエアコンのフィルターをこまめに掃除することが大切です。また、急に冷気の吸いこむと気道が刺激されてせきが出やすくなるため、温度の急激な変化に気をつけましょう。せき込んだ場合には肩を抱いて落ち着かせ、水分をこまめにとるようにしてください。