紹介状をもらって総合病院へ行くはずだったミロチさんでしたが、医師の判断により、このまま個人病院の産婦人科で出産することになりました。
医師から「産むときの呼吸がすごく大切になってくるから……」と言われたミロチさんを、突然とんでもない痛みが襲ってきて……!?
2人目は巨大児 第47話
※医療スタッフのマスクは省略して描いています。
卵膜を破き、羊水が出たことで急激に陣痛の色が変わり始めました。
「はぁ……はぁ……ギモヂワルイ……手ぇ握って……」と、パパの手をぎゅっと握るミロチさん。
「ミロチさん、数値上がりました! 子宮口も開いてきてますよ!」と助産師さん。
あまりの痛みに息を止めてしまうミロチさんに
「息は止めない方がいいって……」とパパが声をかけるのですが、
「無理無理無理無理!!」
「自我を保つのに精一杯で、息なんてできるわけないだろうが!」
と怒り叫ぶミロチさん。
そうこうしているうちに、「赤ちゃん見えてきましたよ〜。うわ、スッゴイこれ……髪の毛フッサフサですよ〜」と助産師さんが声をかけてくれました。
「どんなだろう……一生懸命出てこようとしてるんだ……」
と、涙を浮かべるミロチさん。
「旦那さん、見てみます?」と助産師さんが言うと、
「え……」と固まってミロチさんをちらりと見るパパ。
そんなパパを鬼の形相で見つめて、
「私が産んでるんだから私が先に見る権利があるだろうがァァ!!」
とミロチさんは憤慨!
結局、出てきている途中の赤ちゃんを見ることができないままお産が進み……
次回、「んぐぅぅゔ!」いきんだ結果が予想外すぎて全員絶句……!?
監修/助産師REIKO
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