前回、子どもたちにがんのことを話すべきか悩んでいたあり子さん。そんなとき、病院の相談員さんに「大人が隠し事をしていても、子どもは敏感に察知しますからね」と言われ「その通りだ…!」とハッとしたあり子さんは、子どもたちにちゃんと話そう、と決意したのでした。
※作品内ではマスクを省略して描いています。
「3つのC」とは?
相談員さんの話によると、子どもに話すときは「3つのC」が重要とのこと。
・誰のせいでもないと伝える(not caused)
・「がん」という言葉を使う(cancer)
・伝染しない病気であると教える(not catchy)
誰のせいでもない、と伝えないと、子どもが「もしかして自分のせい?」と自分を責めてしまうことがあるのだそうです。
それに子どもは想像力が豊かなので、ただ病気と伝えるだけでは不十分で、「病気って何? 治らないの?」などと悪い方向に想像を働かせて、余計不安になってしまうケースも。
また、抗がん剤治療が始まったら体調不良が出始めるだけでなく、脱毛したり爪が変色したりします。その際、子どもが「自分も病気になってしまうの?」と不安にならないよう、最初にしっかりと「うつらないから安心してね」と話しておく必要があるのだそうです。
「3つのC」はとても重要だとわかりました。初めて聞く話で、へ〜と思った方も多いのではないでしょうか。実際にあり子さんも、この話を聞いていなければ子どもたちにうまく伝えられなかったかもしれない、と後日談で語っています。
医療監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック 院長)
※この漫画は実話に基づいた体験談であり、ベビーカレンダー編集部を通して、婦人科医の監修を受けた記事です。ただし、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
宝あり子さんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪
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