恋人にあたってしまう生理期間
もともと生理が重かった私。恋人と付き合い始めたころ、まだ「生理」というワードを出しづらく、つらいとき、恋人には「生理」ということは伝えられずにいました。
そんなとき、生理前に恋人にあたってしまうことがあり、少し空気が重くなってしまったことがありました。生理痛は代わってもらうことのできない痛みですし、PMS(月経前症候群)も、そのつらさをわかってもらうことは難しいのでは、と思っていました。でも、このままでは2人の関係はギクシャクしたままだと考え、私は「生理がきつくて……」と恋人に生理について話すことに。
すると、恋人は私の言葉に生理のつらさを理解したようで、「そんなにつらいこと、ひとりで乗り越えるものじゃないよ。俺に何かできないかな」と言ってくれたのです。その言葉が、私の中で「生理」についての価値観が変わったきっかけになりました。
生理のつらさを話し合う
そして、恋人は自分なりに生理について調べてくれ、「楓も生理前は不安な気持ちになったり、空腹になったりする症状はある?」と記事に書かれていたことをはじめ、症状について丁寧に聞いてくれました。
私は生理前には情緒不安定になったり、食欲旺盛になったりと、自分自身をコントロールすることの難しさを感じており、生理中も生理痛だけでなく身体の調子が悪くなることもあったので、素直にそのことを話しました。
生理を乗り越えること
その後、恋人は私が生理になり生理痛で苦しんでいると薬を持ってきてくれたり、「ヨーグルトなら食べられるかな?」と食べられそうなものを買ってきてくれたり、食事をつくってくれたりと、私を気づかってくれるように。
そんな寄り添ってくれる恋人の姿を見て、恋人と一緒になら「生理を乗り越えられるかも」とより強く考えられるようになりました。彼の協力もあり、次第に生理前のイライラから始まる喧嘩もなくなっていったのです。
今でも、生理はもちろん苦しいですが、恋人が寄り添ってくれるやさしさをより実感することができて、生理期間も無理せずに過ごすことができています。おいしいごはんを食べたり、ドラマを見たり、大好きな人と過ごしたり。つらい期間だからこそ、楽しく過ごせるように、これからも生理と向き合っていきたいです。
著者/橋山 楓
作画/しお
監修/助産師 REIKO
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