怖くなったふくふくさんは車に乗らずに戸惑っていると、おじさんに腕を引っ張られます。しかし、ふくふくさんは踏ん張り、抵抗します。“どうしよう。乗ったらだめ”と心の中で唱えていると、さらに強く引っ張られます。その時、「あ、おじいちゃん」とふくふくさんが呟くと、ハッとするおじさん。
ヤバい!見つかった!
ふくふくさんの呟きを聞いて、おじいちゃんが迎えに来たと思ったおじさんは、掴んでいた手を勢いよく離すと、車に飛び乗り走り去りました!
しーん……。
静まり返る中、1人置いていかれたふくふくさん。
「おじいちゃん……」と呟いた途端に、血相をかえて逃げるように去っていったおじさん。親切心から送ってくれると言ったわけではなかったようですね。みなさんは、誘拐を防ぐためにお子さんと約束している決まり事はありますか?
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「乗ったらダメ」そう思うのに怖くて声を出せずにいると、知らないおじさんが… #子どもの頃誘拐されかけた話 6
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「おじいちゃん…」逃げるために咄嗟に言葉を口にするも、思うように声が出ず… #子どもの頃誘拐されかけた話 最終話
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「置いて行くからね」わがままのお仕置きで置いていかれた瞬間、あやしい車が近づいて… #子どもの頃誘拐されかけた話 1