ぷみらさんは以前から、鍼灸や漢方が苦手。しかし、母の勧めを断った際、号泣されたことをきっかけに「断るとめんどう」と、母の勧めを受け入れていました。
母はぷみらさんを思い、善意で治療を勧めていることを理解していたので、「私が我慢すればいいか……」と、やり過ごそうとしていたぷみらさんですが……。
突然「かわいそう」と言われ…
高校生になったぷみらさんは、新しい生活に慣れず、よく熱を出していました。
そんなぷみらさんに母は、「鍼灸に行って、体を整えないと!」とぷみらさんを気遣います。
鍼灸が苦手なぷみらさんは、母の勧めをめんどうに感じますが、「断ってもめんどくさい」という気持ちが勝り、近所の鍼灸院を訪れます。
「今日はどこを治療したい?」
鍼灸の先生の問いに、「全体的に……」と気のない返事をするぷみらさん。すると、「あなた、鍼灸嫌い?」と、何かを察した先生に尋ねられます。
「正直、好きじゃないです。単純に鍼治療が苦手です」
「じゃあ何で来たの?」
「来ないと、母が泣くので……」
自然と表情が曇るぷみらさんに、「あなた……かわいそうに……」と、先生も心配になるのでした。
「なんで鍼灸に来たの?」と聞かれ、「母が泣くので」と答えたぷみらさんに、思わず「かわいそうに……」という言葉が出た先生。自分の意思に反してでも、母のために鍼灸に訪れたぷみらさんを心配しているように思います。
幼いころは特に、身近な大人の言動が子どもの指針になる場合も多いのではないでしょうか。成長するにつれて、自分の意思や考え方が明確になっていきますよね。子どもが伸び伸びと自己表現できるよう、大人の考えを押し付けすぎず、サポートできるといいですね。
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