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「お前!?」赤点の答案用紙を見せられず思わず逃げ出すと、母親が追いかけてきて… #毒親との20年間 15

「子ども大人な毒母と言われた母との20年間」第15話。幼いころから母親の言うままに、母親のレールの上を走り続けていたしろみさん。そんな環境で育った彼女は、いつしか周りにすぐ流され同調し、自分の意思をもはっきり言えなくなっていました。しろみさんはそんな自分の生き方に疑問を抱きつつも、母親に特に反抗することもなく、ありのままの状況を受け入れて成長していきます。これはそんなしろみさんと母親の20年に渡る物語です。

しろみさんが中学にあがると、成績に厳しく口出しするようになった母親。試験当日に高熱が出ても、休むことは許されません。ふらふらの状態でしろみさんは試験を受けるのでした。

返ってきたテストの答案用紙を見て、しろみさんは血の気が引きます。

 

体調不良で受けた社会の点数が……!

母親の手に握られていたのは…

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しろみさんが学校から帰宅すると、母親はテスト結果を期待し待ち構えていました。点数がいいものから順番に見せていきますが、次は問題の社会……というところでしろみさんは無意識に答案用紙を持って逃げました。


とっさに自室のクローゼットに隠れたしろみさん。

 

「こんなことをしたらさらに大変なことになるのに……」そう思いながらも、しろみさんの体は動きません。


ついに、母親によってクローゼットは開けられ、社会の答案用紙はあえなく母親の手に。

 

謝罪を繰り返すしろみさんに「あなたにはもう何も期待しない」とだけつぶやき、中学を卒業するまで、母親が勉強に口を出すことはなくなったのでした。

 


たしかに社会は赤点でしたが、しろみさんが高熱と嘔吐下痢という体調が最悪の状態で受けた試験です。体調不良でいつもの力が発揮できなかったのも当然のこと。


ですが、母親はたった一度の赤点で、しろみさんのことを見限ってしまいました。


子どもの成績が伸び悩むと、親としては「期待しているのに……」と裏切られたような気持ちになるかもしれません。


ですが、結果を見て一番傷ついているのは本人のはず。


普段も真面目に勉強をし、体調不良でも頑張った娘を母親は認めることができないのはどうしてでしょうか。

親であれば、次回も前向きに取り組むことができるよう応援し、長い目で見てあげたいものですね。

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    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターしろみ

    自身が経験した育児と家族のことや、知人の体験談をもとにマンガを描いています。著書に「なんでも横取りする妹が嫌い」(KADOKAWA)

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      うちも赤点で半狂乱でしたね…私の場合は実力で赤点だったのですが(笑)

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