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「生理が2週間終わらないと思ったら…」ホルモン補充療法中に不正出血→子宮体がん検査で異常が!

疲れや頭痛の更年期症状をなんとか改善したいと、46歳でレディースクリニックを受診しホルモン補充療法を開始した私。1年は順調だったのですが、不正出血から念のためにと子宮がん検査をしたところ異常が出ました。そこから大病院で精密検査を2回することになった一部始終をお話しします。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師駒形依子 先生
産婦人科 | こまがた医院院長

東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
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更年期症状からホルモン補充療法に挑戦

40代半ばに体がめっきり疲れやすくなってから、更年期症状を疑い始めた私。46歳でレディースクリニックに相談に行ったところ、女性ホルモン補充療法なら改善できるかもしれないということでした。

 

ホルモン剤を服用すると子宮体がんのリスクが少し高まる懸念があるからと、子宮頸がんと子宮体がんの検査をしたところ、結果は陰性。ホルモン補充療法のGOサインが出ました。

 

2種類の錠剤の服用で生理の周期を整えていくことになりました。生理が終わってから1種類の錠剤を晩に飲み始め、2週間くらいたったときからもう1種類を朝晩に追加。1カ月分として渡された錠剤をすべて飲み切ったときに生理が始まるという流れができました。

 

あんなに疲れやすかったのに、ホルモン補充療法を始めると疲れやすさに改善が見られ、頭痛も治まりひと安心。以後2カ月に1度レディースクリニックに通い、薬を処方してもらっていました。

 

不正出血が起き、子宮体がん検査で異常が

ところが1年後に問題が起きたのです。いつもなら1週間で終わるはずの生理が2週間終わりませんでした。「今回の生理はやけに長いな。年だからかな」と軽く考えていたところ、友人に「それは不正出血の可能性があるからドクターに相談したほうが良い!」と強く勧められたのです。

 

生理と不正出血……血の色は同じなのでピンとこなかったのですが、いつものレディースクリニックのドクターに相談したところ、診断の結果はやはり不正出血でした。「前回の検査から1年たったし、良い機会だから子宮頸がんと子宮体がんの検査をしましょうか」と医師から言われ、検査することに。

 

そして検査の結果「子宮体がんの検査で異常が出ました」との言葉。ショックでした……。「このまま、早めに大病院に行って診断を受けてください」と紹介状を渡され、プチパニックです!

 

 

大病院で2回の検査。結果は陰性

大病院での問診では、30代の男性ドクターに「ホルモン補充療法をしていたとのことだったけれど、更年期の症状はどんなものがあったの?」と尋ねられました。「頭痛と疲れやすさ、だるさです」「ホットフラッシュは?」「……ありません」。更年期なのにホットフラッシュがないの?とドクターは不思議そうでした。

 

1回目の検査で子宮から細胞を採取し検査します。2週間後に検査結果が出て「子宮体がんの可能性は低いでしょう」と言われましたが、念のため3カ月後に2回目の検査を実施。2回目も「問題なし」でした。ああ、よかった……!

 

大病院での検査の間、ずっとホルモン補充療法はやめていたのですが「もう錠剤を飲まなくても大丈夫そうなら、子宮がんのリスクも消したいからここでホルモン補充療法はやめましょう」とのアドバイスでホルモン剤の服用はストップとなりました。

 

まとめ

40代半ばで更年期症状が出始めてから、1年ほどお世話になったホルモン補充療法。不正出血が起こるまでは、生理も定期的になり体調も改善し、良いことずくめに感じましたが、現在はホルモン剤は一切飲まずになんとか乗り切っています。

 

子宮体がんではないと診断されたものの、毎日の生活のストレスが消えたわけではなく、疲れやすく、すぐにソファに横になりたくなる状況に変わりはありません。病気のもとはどこにでも転がっている気がするのです。

 

自分の体調は自分が一番よくわかっていると思っていましたが、実際はわかっていないことも多いのかもしれません。わが家は子どももまだ小学生。ちょっと不安があったら早めに病院を受診して対処することが大事だと感じました。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

イラスト/塩り

 

 

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著者:みやまこ

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