生理中の娘たちとのお風呂
生理中は基本的に夫が娘たちをお風呂に入れてくれていましたが、夫の都合でどうしても私が娘たちとお風呂に入らなければならないときもあります。
浴槽の中で経血が出ることはなく不安はなかったのですが、シャワーを浴びているときに経血が出てしまうことが……。そんなとき、私はどうするか! シャワーで娘たちの気を引いて水遊びに夢中になっている間に垂れた経血をシャワーでサッと流すことにしていました。
今までこの方法で娘たちが経血を見ることはなかったのですが……。
経血事件が!?
ある日のお風呂中、シャワー作戦が間に合わず、長女が経血を目にしてしまいました。そして「ママ、血が出てるよ。お股から。痛い? どうしよ」とパニックに。衝撃だったのか、その隣で次女が号泣。
私はまず笑ってごまかし、シャワーで経血を流しました。娘たちを怖がらせないように笑顔を忘れず「ママ、痛くないよ。女の子の日なんだ」と言って、とりあえず娘たちを落ち着かせました。
娘たちは何度も私のお股を見て血が出ていないかを確認。長女の「絆創膏、あとではってあげるね」のひと言には思わず笑ってしまいました。次女は私と長女が笑って話しているのを見て、安堵したようです。気づけば泣き止んでいました。
ですが、娘たちには「女の子日というものがあって、その日はお股から血が出る」程度の話しかしなかったので、お風呂をあがったあとにも「ママ、大丈夫?」と何回も尋ねられることになってしまいました。
生理の説明って難しい
娘たちをパニックにさせてかわいそうなことをしたなと思うと同時に、生理のことをちゃんと伝えておくべきだったなと痛感した私。
そしてこのことを機に、娘たちに生理の説明をしようと思ったのですが……話そうとすると娘たちにうまく生理の説明ができない自分がいて……。これから娘だけでなく、自分に甥っ子や姪っ子ができたり、小さい子どもに生理のことを話さなれけばならないシーンがやってきたりするかもしれません。私自身が生理についてしっかり勉強し、説明できるようにしないといけないと胸に刻み、今改めて学び直しているところです。
私はこの事件で娘たちをパニックにさせてしまいましたが、ママ友からも似たようなことがあったとをよく聞きます。子どもたちの今後のためにも、しっかり生理について説明できるようにしておくことが大切だなと感じた出来事です。
著者/松谷 えりな
作画/ののぱ
監修/助産師 松田玲子
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